映画『耳をすませば 』のネタバレあらすじ
『耳をすませば』をこれから見るけれど、ストーリーが気になるという方のために、あらすじをご紹介します。ネタバレありなので、予備知識のない真っ白な状態で作品を楽しみたい方は、以下は読まないようにお気を付けください。
ネタバレあらすじ①始まりは図書カードの名前
ストーリーの始まりは、図書カードに書かれた名前です。読書家の月島雫は、図書室で借りた本をめくっていると、図書カードに『天沢聖司』という名前が記されていることに気が付きます。
ほかの本の図書カードにも同じ名前が記載されており、月島雫は『天沢聖司』がどんな人物なのか想像を膨らませていきます。
そんなとき、学校の本に『天澤』という蔵書印が押された寄贈書籍を見つけ、同じ学年にその『天澤』家の末っ子がいることを図書の先生から知らされたものの、先生の話を最後まで聞かずに職員室を飛び出してしまいます。
ネタバレあらすじ②猫を追いかけ「地球屋」へ
ある日、月島雫は父が忘れたお弁当を届けるために、父の職場である市立図書館に向かうため電車に乗っていました。すると電車内に一匹の猫がいることに気が付き、ネコと降りる駅が同じだったということで、好奇心からネコの後を追いかけます。
その猫を追ってどんどん歩いていくと、アンティーク調の店「地球屋」が目に留まり、店内に入ります。そこで店内のテーブルに合った猫の人形バロンに月島雫は目が惹きつけられるのです。
ネタバレあらすじ③友人の相談と突然の告白
ある晩、月島雫は親友の夕子に呼びだされ、以前夕子にラブレターを書いてきた相手への返事を早くしてくれないかと、クラスメイトの杉村から催促されたのがショックだったと明かします。
この杉原こそが夕子の片思いの相手なのですが、その夕子の気持ちを知らない杉村は、夕子にラブレターの返事をせかすのです。
翌日夕子は学校を欠席したものの、その杉村は夕子の自分への気持ちを知る由もなく、月島雫に自分の気持ちを告白してしまいます。月島雫は夕子のことを思い、戸惑ったものの、その告白を断るのです。
ネタバレあらすじ④修行のためにイタリアへ
ある日、月島雫は再び地球屋へと向かいます。店は閉まっていたものの、そこに以前弁当を届けてくれた少年が現れ、店の中に入れてくれます。
最初は店内で猫のバロンを眺めていた月島雫ですが、しばらくして地下へ降りて行った少年を探しに下へ降りていきます。すると、そこで少年がバイオリンを作っているのを目にするのです。
しばらくして地球屋の店主とその友人たちが現れ、少年のことを『聖司くん』と呼んだことで、月島雫は目の前にいる少年が、ずっと心に留めていた天沢聖司であることを知るのです。
翌日、天沢聖司は学校で月島雫に、バイオリンを作る職人になるため、まずはイタリアのアトリエで2カ月間修行しに行くという事実を聞かされます。
月島雫はしっかりとした夢を持ち、その実現のために着実に階段を上っている天沢聖司に置いて行かれたような焦りを感じ、小説家になるため物語を書くことを決意するのです。
ネタバレあらすじ⑤プロポーズで終わる感動の結末
一見、イタリアと日本でばらばらになりそうな天沢聖司と月島雫の関係が気になる方もいるでしょう。『耳をすませば』の結末はハッピーエンドで終わっています。ある朝早くに目が覚めた月島雫が、ふと窓の外を見下ろすと、そこにはまだイタリアにいるはずの天沢聖司が自転車に乗って見上げています。
慌てて家から出てきた月島雫は、そのまま天沢聖司に連れられ、天沢聖司の秘密の場所である高台へと向かいます。そこで美しい朝日を前に、天沢聖司は月島雫に『今すぐってわけにはいかないけど、俺と結婚してくれないか!』と熱い想いを告白するのです。