女性の保険の選びかたは非常に難しいものです。そこで今回は、独身期、夫婦2人の時期、ファミリー期という家族構成の変化やライフステージに分けて、必要な保険の種類について紹介します。

女性のライフステージに合った保険とは、どんなものなのでしょうか。
ライフステージは、年齢を軸に考えるものと、家族構成の変化で考えるものがあります。

年齢を軸にしたライフステージは、幼少期 青年期、壮年期、老年期という分け方です。もちろん青年期と老年期の保険の選び方は変わってきますよね。

今回は、女性の保険の選び方を独身期、夫婦2人の時期、ファミリー期という家族構成の変化でライフステージに分けて、必要な保険についてまとめました。

保険のきほん

たくさんの保険があるなかで、多くの方が加入しているのが、生命保険と医療保険です。それぞれをおさらいしておきましょう。

生命保険

自分の身にもしものことがあったときのための保障です。ライフステージがどこにあるのかに限らず、自分の葬儀代くらいは準備したいと考えると、誰にでも必要なものであると言えるでしょう。家族が増えるにつれて、必要な保障内容と金額が変わってくるので、状況に合わせて変更していきましょう。

医療保険

病気による入院や手術などの治療代を保障する医療保険やガン保険、女性特有の病気に対応してくれる保険と、女性にとっては何を選べば良いのかわからないほどたくさんの保険があります。女性には、女性特有の病気にかかるリスクがあること、妊娠・出産の可能性があることを考慮して、リスクに対応できる保険に加入しておくと良いでしょう。
ちなみに入院すると、治療費の他、差額ベッド代やこまごまとした出費がかさなって、一日23,000円程度(※)かかるとも言われます。入院や手術などの治療費への補償を医療保険で準備しておきましょう。

(※)公益財団法人 生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」より

独身のときの保険

独身で、扶養する人がいないのなら、大きな死亡保障は必要ないでしょう。
万が一自分が亡くなったときのために、自分の葬儀などをまかなえる500万円程度の死亡保障は準備しておきたいです。月々の掛け金が低額の定期保険などがおすすめです。

生命保険のほか、ご自分の病気に備えた医療保険やガン保険などを準備しましょう。保険料が低い若いうちから、医療保障やガン保障を終身タイプで加入すると安心です。

子宮筋腫や子宮内膜症などは、若いうちからもかかることがありますし、乳がんなどは30代から罹患率が増えてくると言われています。女性特有の病気への保障に手厚い保険もあるので、チェックしておきたいです。

また、将来、妊娠・出産を考えている女性は、早めに医療保険に加入しておくと良いと言われます。妊娠してから医療保険に加入すると、出産に関する保障が適用外になることが多いのです。

女性ならではの妊娠・出産や女性特有の病気への保障に手厚い保険もあるので、チェックしておきたいです。