ストレートアイロンでふんわりとした内巻きを作るのは至難の業です。しかし、コツさえ掴めばヘアアイロン初心者でも簡単にきれいな内巻きが作れます。ここでは、ストレートアイロンで内巻きワンカールを作る方法と、それ以外の巻き髪の巻き方・ヘアアレンジをご紹介します。
ストレートアイロンで内巻きを作る際のコツは?
ストレートアイロンで内巻きを作るコツ①髪の毛をよく梳かす
ストレートアイロンで内巻きの巻き髪を作るには、巻く前に髪の毛をよく梳かすことが大切です。これは内巻きに限ったことではなく、ヘアアレンジをするときには欠かせないポイントです。髪が引っかかってしまっても無理に梳かさず、丁寧にほぐすようにくしを入れましょう。
くしで梳かす前に、ドライヤーで髪の毛を乾かすと髪の毛にツヤとハリが出ます。また、髪の毛もふわっとするので、エアリーな内巻きにしたい人はドライヤーの工程も忘れずに行いましょう。
ストレートアイロンで内巻きを作るコツ②ストレートアイロンの種類を変える
ストレートアイロンで内巻きの巻き髪を作るには、髪の長さや量によってストレートアイロンの種類を変えるのもコツです。ストレートアイロンを選ぶ際のポイントは、大まかに分けて「幅」・「温度」・「長さ」・「プレートの質」です。
一般的には、髪が短い人や量が少ない人は幅が狭く長さが短いもの、髪が長く量が多い人はそれとは逆のものが良いとされています。また、温度は最低でも170℃以上、あまり値段をケチらずにプレートがしっかりしているものを選ぶのもポイントです。
ストレートアイロンで内巻きを作るコツ③アイロンの角度をつけ過ぎない
ストレートアイロンできれいな内巻きを作るには、ヘアアイロンの角度をつけ過ぎないのもポイントです。内巻きを作ろうとするとどうしても手首をひねって角度をつけてしまいますが、自分が思っている以上に髪がカールしてしまうときがあるので注意しましょう。
特にショートヘアで内巻きを作る際は、角度に要注意です。自然な内巻きにしたいときは、髪の毛を真っ直ぐ伸ばす要領でヘアアイロンを滑らせ、軽く手首をひねるくらいで十分です。
ストレートアイロンで内巻きを作るコツ④中間から毛先を意識
ストレートアイロンで内巻きを作るときの巻き方は、髪の中間から毛先を意識しましょう。上記で説明したとおり、髪の根元から中間まではストレートにする要領で、そこから毛先にかけて少し角度をつけて下に滑らせます。
髪の毛を一気に巻くのではなく、ブロッキングしてから少量の毛束で巻くと失敗しにくいです。ショートやボブなど髪が短い人は、ヘアアイロンで火傷しないよう注意しながら巻きましょう。
ストレートアイロンをつかった内巻きの巻き方
ストレートアイロンの内巻きの巻き方①ドライヤーでセットする
ストレートアイロンで内巻きにする前に、ドライヤーで髪をセットしましょう。基本的に、ストレートアイロンは濡れた髪には適していません。そのため、一旦髪の毛を濡らしたら、完全に乾くまでしっかりドライヤーを当てるようにしてください。
ドライヤーと併せて、ヘアケアグッズで髪の毛を整えるとうるツヤに仕上がります。くせ毛の人は特に、ドライヤーとヘアブラシを使って髪の毛をほぐすのを忘れないようにしてくださいね。
ストレートアイロンの内巻きの巻き方②ブロッキング
ドライヤーである程度髪の指通りを良くしたら、髪の毛をブロッキングします。ブロッキングのやり方も様々ですが、ワンカールの内巻きを作るのに最も簡単な方法は、髪の毛を上下に分けるやり方です。ダックカールやヘアピン、ヘアゴムを使って、襟足部分と表面部分の毛を分けましょう。
ショートヘアやボブヘアの人はピンで留める方法がやりやすいですが、ミディアムやそれ以上の人は普通にゴムで縛るのが楽です。また、ロングヘアの人はさらに横の毛も分けるときれいな内巻きが作りやすくなりますよ。
ストレートアイロンの内巻きの巻き方③中間まで伸ばす
髪をブロッキングしたら、下の髪からストレートアイロンを使って中間部分まで伸ばしていきます。内巻きワンカールの中でも、この巻き方が一番オーソドックスなやり方です。トップから滑らせるようにアイロンを下ろしましょう。
トップからヘアアイロンを挟むため、アイロンが頭皮に当たらないよう注意してください。特に、ショートヘアや後ろの髪の毛を伸ばす際は慎重に挟むようにしましょう。途中で引っかかってしまったら、無理をせず一旦アイロンを外してくしで梳かしてください。
ストレートアイロンの内巻きの巻き方④毛先だけ巻く
中間までストレートヘアを作る要領で伸ばしたら、毛先だけ巻くように手首をひねります。それも、先ほど言った通り角度をつけ過ぎないよう注意しましょう。やや髪の毛を後ろに引っ張るように巻くと、きれいな内巻きになりますよ。
ストレートアイロンの内巻きの巻き方⑤ヘアスプレーで整える
上記の巻き方で上下両方の髪の毛を巻いたら、最後にヘアスプレーで髪を固定します。ワックスで整えても良いですが、巻き髪は形が崩れにくいスプレータイプのほうがおすすめです。巻き髪の部分を中心に、髪の毛全体にスプレーしましょう。
また、以下の動画では、これまで説明してきたことをさらに分かりやすく解説しているので見ながら作ってみましょう。
内巻き以外のストレートアイロンをつかった巻き髪の作り方は?①
ストレートアイロンで作る巻き髪・ヘアアレンジ①ワンカールショート
ストレートアイロンで作る内巻き以外の巻き髪・ヘアアレンジの1つ目は、ワンカールショートです。細かく言えばこれも内巻きですが、表面だけしか巻いていないので普通のワンカールよりも個性的になっています。
この髪型の巻き方は、先ほどご紹介した内巻きワンカールのやり方とほぼ一緒です。ただし、襟足部分は巻かずに、表面の髪の毛だけをカールさせるようにしましょう。トップをふんわりさせるとより可愛らしい巻き髪になりますよ。
ストレートアイロンで作る巻き髪・ヘアアレンジ②ウェーブボブ
ストレートアイロンで作る内巻き以外の巻き髪・ヘアアレンジの2つ目は、ウェーブボブです。ストレートアイロンを使うので、普通のウェーブよりもゆるめでルーズな印象になるのが可愛い髪型です。
この巻き髪の巻き方は、ストレートアイロンを交互にひねるだけで作れます。言葉ではなかなか伝わりにくいと思うので、以下の動画を真似て作ってみましょう。早い人なら、数回でコツが掴めますよ。
ストレートアイロンで作る巻き髪・ヘアアレンジ③外ハネミディアム
ストレートアイロンで作る内巻き以外の巻き髪・ヘアアレンジの3つ目は、外ハネミディアムです。外ハネはショートやボブ、ロングでも作れますが、ミディアムが一番作りやすい髪の長さです。また、可愛らしくも大人っぽくも見えるので、初めて外ハネに挑戦する場合はミディアムがおすすめですよ。
ストレートアイロンの外ハネの巻き方は、内巻きの逆です。内側にひねっていたヘアアイロンを、外側にひねるだけで完成します。