デジタルパーマ(デジパ)のショートスタイルというとかなりハードルが高く聞こえるかもしれません。しかし、実際やってみるとくせ毛を生かして誰もができる髪型でもあるのです。今回は、黒髪でもおしゃれに決まるデジタルパーマのボブスタイルやショートスタイルについて紹介していきます。
デジタルパーマとは?デジパとパーマの違いは?
デジタルパーマ(デジパ)はホットパーマの一種
デジタルパーマとは、熱を出すロッドに髪を巻き込んで専用の機械で熱を与えるホットパーマの一種。熱を加えるため髪に形状記憶力を与え、パーマの形がはっきりした、つやとコシのある髪になります。
メリット
パーマが長持ちする。
乾かすことによりパーマの形がよりくっきり出るのでスタイリングが楽
デメリット
施術時間が長い(おおよそ、2.5~3時間)
形状記憶がよいためにスタイルチェンジが難しいことがあげられます。
細いウェーブが難しい
かなり高度な技術を要するので担当スタッフとの意思疎通が大変重要です。そこで、意思疎通がスムーズにいくための対策も紹介していきます。意思疎通がうまくいくと、思い通りの自分だけのヘアスタイルになります。
デジパとパーマの違い
パーマには、髪をストレートにするパーマとウェーブをつけるパーマがあります。ストレートパーマにも種類があり、ウェーブをつけるパーマにも種類があります。
ここでは、ウェーブをつけるパーマについて説明します。普通のパーマは、デジタルパーマのような加熱はせずにパーマ液のみでウェーブを作り出していきます。
メリット
髪のダメージが少ない
細かいウェーブをつくることができアレンジは比較的しやすい
デメリット
デジタルパーマよりもパーマの持ちが短い
乾燥しているとパーマが弱くなる
デジパと普通のパーマの大きな違いは、熱を加えるか加えないかの違いです。また、普通のパーマの場合濡れた状態でパーマが強く出ますが、デジパは髪が乾いた状態でパーマが強く出ます。
黒髪×ショート×デジパ画像10選
1.黒髪×エアリーショート画像
デジパ×黒髪×ショートの1選目は、ゆるふわエアリーショートスタイル。黒髪でも全体の毛先にカールをつけ、軽いエアリースタイルにすることで一気に明るい印象に。
2.黒髪×カジュアルショート画像
2選目は、毛先に動きをつけたカジュアルヘアスタイル。毛先の方に大きくカールをつけたショートボブスタイルのため、かわいさや明るさ、軽さを感じるヘアスタイルです。くせ毛と髪のボリュームを生かしつつデジタルパーマでここまで変わることができます。
もちろん、前髪をアップしたり、メイクを変えることでかわいいスタイルもつくることができるのでヘアアレンジテクニックも参考にしてくださいね。
3.黒髪×大き目カールの小顔ショートボブ画像
3選目は大き目カールの小顔ショートボブスタイルです。毛先にデジパで大き目のカールをつけてかわいらしいアレンジになっています。
ショートにデジパというとかなり髪が広がりそうなイメージですが、髪の長さを調節し毛先だけを巻くとむしろ髪全体が落ち着いているような印象に。また、四角型の顔タイプの人はえらのところに毛先のカールがくるように巻くと小顔効果も期待できます。
4.黒髪×オン眉前髪王道ショートボブ画像
4選目は、オン眉の王道ショートボブスタイル。前髪をオン眉にすることで元気な印象に。卵顔や面長の人におすすめ。サイドにボリュームのあるショートボブにすることで、面長の印象をカバーでき大人っぽい雰囲気から柔らかい印象に変えることができます。
5.黒髪×クラシカルな上品ショート画像
5選目はクラシカルショートヘアです。毛先に優雅な流れをつくり、くせ毛も生かしながら、かっちりしすぎない女性の美しさを全面的に引き出したヘアスタイルです。普段かわいめのヘアスタイルの人は思い切って大人の女性を目指してみてはいかがでしょうか。
6.黒髪×前髪センター分けキュートパーマ画像
6選目は、前髪センター分けキュートパーマスタイルです。デジパで強めに大き目のカールを全体的につくりだし、立体感のあるヘアスタイルに仕上がっています。あえて前髪をセンター分けにすることで甘さ控えめの程よいキュートさを醸し出しています。サイドにボリュームを出すことで小顔効果絶大です。
7.黒髪×くせ毛を生かしたボーイッシュ大人めショート画像
7選目は、トップ重めだが毛先をデジパで遊ばせたボーイッシュ大人めショートスタイル。丸顔や面長の人におすすめで、くせ毛を生かしながらトップにボリューム感をもたせることで、バランスのとれたスタイルになります。
8.黒髪×マニッシュで大人かわいいショートボブ画像
8選目は、マニッシュで大人かわいいショートボブスタイルです。全体にレイヤーをいれ、絶妙なボリュームを全体にバランス良く出すことで、重すぎずマニッシュな大人かわいい雰囲気を出すことができます。
毛先をランダムな方向に軽く巻き、くせ毛も生かしたデジタルパーマになっています。きつめのパーマが嫌な人には挑戦しやすいおしゃれパーマです。
かなり洗練されたおしゃれさんになることまちがいなしです。
9.黒髪×個性派女子ショートボブ画像
9選目は、個性派女子ショートボブスタイルです。大胆に根元近くからデジタルパーマをかけてボリュームがあるように見えますが、面長や卵顔の人はこれぐらいボリューム出しても大丈夫です。特に毛量が少なく、髪の毛が細く柔らかい人に向いたヘアスタイルです。自分の芯をもった個性的な印象を与えることができます。
10.黒髪×くせ毛をいかしたラフショート画像
10選目は、くせ毛をいかしたラフショートヘアです。トップにレイヤーをいれ適度な空気感を含ませ、カジュアルな雰囲気になっています。絶妙な毛先のカールで大人すぎず、かわいくなりすぎないヘアスタイルに仕上がっています。ベリーショートに似合うファッションも参考にご覧ください。
ショートのデジタルパーマが失敗する理由は?対策は?
1.デジタルパーマ(デジパ)の失敗理由
デジタルパーマをかけたときに熱を当てすぎたり、薬剤が強すぎることで髪がダメージに負けてしまうことで広がりすぎてしまうケースが多いです。また、最初にイメージを伝える際に自分の髪質や仕上がりのイメージを詳細に伝えてないことも原因の一つです。カールが弱かったり、強すぎたり、髪が広がりすぎることになります。
また、デジタルパーマをかけた当日にシャンプーをするとカールが取れやすくなります。髪のカールがとれてしまうとイメージと違ってしまい後悔することにもつながりますので施術当日の洗髪は控えましょう。
デジタルパーマは、温度や時間調整により大きく仕上がりが変わるので高度な技術を要します。そのため、自分の髪質をよく知っているいつも担当してくれるスタッフにお願いしたほうがよいでしょう。
2.デジタルパーマで失敗しないための対策
デジタルパーマが失敗しない対策は、自分の仕上がりのイメージを具体的に伝えることです。自分の髪質は硬いのか、柔らかいのか、パーマ経験があるならかかりやすいのかかかりにくいのか、自分のくせを生かしたいのかなどです。
場合によっては髪の内側だけ縮毛矯正をかけてボリュームを抑えながら毛先だけにデジタルパーマをかけるのかなど自分なりにこうしたいという意見を伝えることも必要です。「こんな感じで」と写真だけ見せて一言で済ますと失敗につながりかねません。初めていく美容室ならより丁寧に希望を伝えましょう。
施術当日のシャンプーは控えることや、カールした部分は形が崩れないように後ろの髪はかきあげて枕に乗せるようにして寝るのも一つの手段です。ただ、ショートなのでそれには限度がありますからできる範囲で実践してみてください。