W杯中継でイケイケのABEMAと地上波の微妙なカンケイ
お次はポストから。
たしかにサッカーW杯で、インターネットテレビのABEMAが気を吐いている。何しろ無料で、スマホでも、もちろんテレビでも見られるし、しかも無料だ。
対ドイツ戦は、1000万人がABEMAに齧り付いたというから、一気に知名度を上げた。
私も1度出たことがあったが、テレビ朝日の中にあって、広々とした空間がとても気持ちよかった。
ABEMAはIT大手のサイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資で、2016年に開局した。使い方も簡単で、音質もいい。
W杯だけではなく、相撲にゴルフ、釣りやマージャン、将棋に競輪と、27のチャンネルを持つ。
映画のラインナップも充実しているし、ニュースも24時間流れている。
誰でも、これだけの規模でやっていて無料では、収入はどうするのかという疑問を抱くはずだ。サイバーの藤田晋社長が何百億を投じているのだが、収入源はCMと有料の見逃し配信だけ。
年間200億円の赤字だったが、最近は赤字幅が縮小傾向にあるというが、それでも100億円を超えるそうだ。
藤田社長は、ABEMAが普及するのに10年間はかかるといっているから、今のところは予定通りか。
今回のW杯にも莫大な契約金を支払っただろうから、知名度は上がったが、資金は底をついたということにならないように祈りたい。
私も規模はまったく違うが、出版社の中にテレビ局を作りたいと考え、やったことがあったが大失敗した。
ABEMAもこのままいけば、インターネットを使うということ以外、既成のテレビ局と同じになってしまうのではないかと危惧する。
世界的なインターネットを使ったスポーツ放送局がいくつもあるが、そこがサッカーや野球、ゴルフなどの中継を独占して、中継料金を吊り上げ、地上波では見られなくしてしまったものも多い。
そうした競争にABEMAが勝てるとは思わない。いつまで無料で放送するのか。有料にすればあっという間に視聴者は逃げてしまう。ABEMAの試練は、ここから始まるのだ。健闘を祈りたいが。
ところで、40になってもグラビアアイドルをしている熊田曜子だが、泥沼の夫に訴えられている慰謝料請求裁判に、新たな展開があったと、文春が報じている。
夫は、熊田がテレビ局の社員Bと「不貞」をしていると主張しているが、熊田のほうは否定。
だが今度は、熊田側が、夫はモデルと不貞しているといい出したというのである。そのC子は30代前半で、元モデルだそうだ。さらに凄いのは、このC子は、熊田の不貞の相手のBとも関係を持っていたと、文春はいうのだ。
4角関係? 文春はC子に直撃すると、熊田の夫との関係は否定したが、Bとは一時、関係があったと答えているのだ。
興味は、裁判の行方よりも、このモテ男が誰なのかを知りたいものだ。文春さん、ぜひお願いしますよ。