九州に入国する外国人の数が徐々に復調しつつある。九州運輸局の発表によると、今年10月に九州から入国した外国人の数は前月比3.6倍の約4万9000人を記録。背景に新型コロナの水際対策が大幅に緩和されたことが理由として挙げられている。
韓国をはじめタイ、フィリピンなど東南アジアからの旅行客が増えており、実際に最近では福岡県の繁華街・中州のホテルに多くの外国人観光客が来訪する姿も確認されている。なお、九州地域への外国人入国者の数はコロナ禍以前、2019年同月と比較するとまだ5分の1程度だそうだ。今後、本格的な回復が始まればさらに、数は増えていくはずである。
また、まだ公式な統計は発表されていないが、11月頃からは国内観光客の移動も活発化しているようだ。福岡空港の国内線ターミナルには、九州から他県に向け旅立つ観光客が殺到している。おそらく、コロナ禍に対する危機感の減少、リベンジ消費、旅行支援など政府・自治体の施策などが複合的に重なった結果だろう。
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