人気シンガーソングライター、藤井風が過去に自身のYouTubeで公開したカバー曲について謝罪し、11月2日に動画を非公開にしました。

藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」Universal Music
藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」Universal Music
◆黒人差別をあらわす「Nワード」使用を謝罪

 問題の動画は2018年にアップされたもの。m-floの「come again」を土台に、アメリカの女性ラッパー、ニッキー・ミナージュらの曲をつなぎ合わせるように歌唱していました。

 ところがその中で黒人差別をあらわす「N」ワードを含む歌詞をそのまま歌っていたことに、海外のファンから疑問の声が上がったのです。

 これに本人が11月1日に英語ツイートで対応。不快にさせる意図はなく、全ては自らの不勉強によるものであるとのメッセージを発信しました。続けて2日付のツイートでも、「N」ワードの背景を知らずに使ったことを猛省。自らの非を全面的に認めました。

 迅速かつ真摯な対応を多くの人が支持しました。潔く過失を認め、ていねいに真意を伝えようとする姿勢は立派でした。メジャーデビュー前の出来事とはいえ、自分のキャリアに責任を持つ態度に筆者も敬意を表したいと思います。