◆女性芸人が増えているのにも注目したい
また、数年前はAマッソが女性で唯一準決勝に残っている…という光景ばかりが見られ、女性コンビが勝ち上がるどころか、M-1で女性芸人を目にする機会もとてもレアでした。
しかし今年は、初進出組の多さも目立ちますが、それ以上に女性芸人の多さも強く感じます。女性コンビでいうと、ヨネダ2000とハイツ友の会、女性メンバーがいるコンビはシンクロニシティ、THIS IS パンがいます。
◆「イジられなくても面白さを発揮する」女性芸人は強い
女性芸人の躍進について、『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で女性芸人がネタをしっかり見られる場が増えたり、『R-1グランプリ』(フジテレビ系)で女性芸人が活躍したりなど、環境の変化が大きいのではないでしょうか。
加えて、ヒコロヒーやAマッソ・加納、ラランド・サーヤなど、イジられなくてもしっかり面白さを発揮する女性芸人が増えました。女性芸人はバラエティ番組の“イジられ枠”の印象が強かったですが、女性芸人をイロモノとして見なくなり、「面白いネタをやる女性芸人は多いからちゃんと見よう」という意識が醸成されたことが、今回の結果に影響したのかもしれません。
当時20代だった霜降り明星が優勝したかと思えば、昨年は40歳越えのコンビ・錦鯉が優勝しました。バラエティ豊かな優勝メンバーの中に女性芸人が入る日も近いかもしれません。
<文/高萩陽平>
【高萩陽平】
恋愛系のメディアで多数執筆。10年前からmixiやスカイプちゃんねるなどでネットナンパに没頭。数年前からマッチングアプリに参戦して結果を出し続けている。元アイドル、100キロ越えのふくよかさんなど、多種多様な女性との交際歴を持つ。