自分の実家への帰省なら気もラクですが、義実家への帰省は何かと気が重いですよね。せっかく孫の顔を見せに行ったのに、さんざんな目にあったと話すのは2歳の双子を育てる専業主婦の美紗さん(仮名・26歳)。一体何があったのでしょうか。

◆遠方にある夫の実家へ帰省

遠方にある夫の実家へ帰省
写真はイメージです(以下同じ)
「私の実家は家から近いので、子どもを預けに月に一回は帰ります。でも夫の実家は車で2時間くらいかかる遠方なので、かなりご無沙汰してましたね。出産のときに夫の両親が病院に駆けつけてくれて以来、夫の実家には帰っていませんでした」

 夫は医療関係の仕事に就いているため年末年始にまとまった休暇をとることが困難だったそう。そこで夫の勤務先とも相談し、年始の三が日を過ぎたあたりで帰省することに。子どもたちは環境が変わると夜泣きがひどいので1泊のみになったそうです。

 その年は大雪であったため、美紗さんたち家族は自家用車を諦め、東北新幹線を利用して帰省することになりました。ベビーカーに子どもを乗せ、おむつからお土産までたくさんの荷物を抱えて帰省しました。へとへとになりながら夫の実家にたどり着くと、義父母が笑顔で出迎えてくれたといいます。

◆まさかの母子置き去りでタイ料理やへ

 久々の再会を楽しみながらやがて話題はその日の夕飯のことになっていました。義父が何か美味しいものを食べたいと言うので、てっきりおすしの出前でも取るのかと思った美紗さん。ところが義父は駅前にできたタイ料理のお店に食べに行きたいと言い出したのです。

まさかの母子置き去りでタイ料理やへ
写真はイメージです。
 夫も興味津々でみんなで食べに行く気になっているので、美紗さんは困惑してしまったそうです。

「いつ大声で泣き出してしまうか分からない双子を連れて外食など、到底できるはずがありません。私は義父、義母、夫の三人で楽しんでくるように提案しました。不本意ではありましたけどね」

 結局三人で行くことに決定し、夫が出かける前にコンビニで幕の内弁当とお茶を買ってきてくれたそうです。