組織を機能させるためには“自分が居なくても機能するような仕組みづくり”が出来ていなければなりません。今回は組織の上手なつくり方について知っておきたいことをご紹介します。
ひとりでできることには限りがある
新しく何かを始めるとき、私たちはまずビジョンを掲げます。そのビジョンを実現するために、逆算して自分がこなすべきことを組み立て、物事を進めていくのです。ビジョンが明確になればなるほどに、こなすべきタスクは増えて、周囲からの協力が必要になります。
人間には得意不得意があるように、一人でできることには限りがあるからです。そのため、組織としてうまく機能するように考えていかねばなりません。組織をうまく作るためにはどうすれば良いのでしょうか?
人を巻き込むって簡単じゃない
スタートアップで起業した経営者たちが、いちばんに頭を悩ませるのが、人選です。ビジョンを掲げ、人員を確保し、資金といったリソースを調達する……。この人員の確保の部分が非常に難しいといわれています。
作り手以上に、サービスに愛情を注ぐことはとても難しいものです。人を取り入れ巻き込んでも、自分の思考回路通りに動いてもらうことはほぼほぼ、不可能に近いに近いと思っておいた方が良いでしょう。
とはいえ、取り組むべき業務をひとつひとつ自分が指示出ししなければいけないようであれば、人を巻き込んだ意味がありません。自分から積極的に動いてもらうためには、まずは自分が掲げたビジョンに共感してもらうことが第一です。
人に任せることを覚える
人を巻き込むとなると、自分自身はプレーヤーとしての考えではなく指揮者として全体を見渡す必要があります。人に任せられない指揮者に、良い人間関係はつくれません。まずは「仕組み」をつくる必要があります。
一時的にあなたのビジョンの共感し、協力が得られたとしても、他者にとってのメリットが全くないとなると、長期的に続けることはできません。ビジョンの共感を、自己実現だと捉えてもらえるような仕組みづくりが必要なのです。