寒中見舞いの文章におすすめの文例特集
寒中見舞いは、一年で最も寒いとされる時期にお相手の健康を気遣って送る季節の挨拶状のことを指します。年賀状との大きな違いは、喪中であっても送ることができる点です。
送る時期としては、松の内を過ぎた1月8日から、立春の前日に当たる2月3日までとされています。また文章には句読点を用いず、一字空けて読みやすくするのが一般的です。ポイントを押さえた寒中見舞いの文例を、ぜひ参考にしてみてくださいね。
寒中見舞いに向くおすすめの文例《基本》
季節の挨拶状として寒中見舞いを送る場合、時候の挨拶の文章に続けて、お相手の健康を願うフレーズ、本文と続けるのが一般的です。
年賀状のお返事を書くのが遅くなってしまった場合も、松の内を過ぎてから出す場合は、寒中見舞いとして扱いますので覚えておきましょう。
季節の挨拶状としての寒中見舞い向けの文例
寒中お見舞い申し上げます
立春とは名ばかりの寒い日が続きますが いかがお過ごしでしょうか
おかげさまで私たち家族は風邪ひとつひかず 元気でおりますのでまずはご放念ください
世間では流感が猛威を奮っております どうぞお体を大切にお過ごしください
令和○○年○月
松の内を過ぎ、季節の挨拶状として寒中見舞いのはがきを差し上げる場合の基本の文例です。近況報告の文章を盛り込みながらも、「どうぞお体を大切にお過ごしください」とお相手の健康を願うシンプルなフレーズを文例に入れるのがポイントですよ。
上司や恩師などの目上の方から親しい友人まで、寒中見舞いのはがきを出すお相手を問わずに使える、堅苦しくない印象の文例です。
遠方に住むお相手への寒中見舞い向けの文例
残寒のお見舞いを申し上げます
寒さ厳しき折 ますますご健勝のこととお喜び申し上げます
折をみて ゆっくりとお目にかかりたいと思っております
暖冬とはいえ さすがに冷え込む今日このごろ くれぐれもご自愛くださいますよう お祈り申し上げます
令和○○年○月
遠方への転勤でなかなか顔を合わせる機会がなくなってしまった先輩には、こちらの寒中見舞いのはがき向けの文例がおすすめです。
「残寒」は概ね2月4日の立春を過ぎてから使う表現となりますので、1月末〜2月頭に出す寒中見舞いのはがきの文面に向く文例ですよ。お相手を慕う気持ちが文章からも伝わる、ぜひ参考にしたいシンプルな寒中見舞いの文例です。
年賀状のお返事が遅れた場合に向く文例
寒中お見舞い申し上げます
新年のごあいさつをいただきながらもごあいさつもせず失礼申し上げました
皆様お変わりなく 良いお年を迎えられましたご様子 心からお喜び申し上げます
私どもも皆元気にしております
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
令和○○年○月
年賀状のはがきを頂いていても、年始の時期に忙しく、松の内が終わるまでにお返事を出せなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。そんな時は、お詫びのコメントの文章を入れた、こちらの寒中見舞いの文例を参考にしましょう。
また文例の中で「私どもも元気にしております」と文章中で近況報告をすることで、寒中見舞いはがきを受け取ったお相手もきっと安心するはずですよ。
寒中見舞いのお返事におすすめの文例
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折 お変わりございませんか
ご丁寧な寒中見舞いをいただき誠にありがとうございました
おかげさまで私どもは元気に過ごしております
まだまだ寒さが続きますが くれぐれもご自愛ください
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
令和四年 一月
寒中見舞いを頂いたら、お返事のはがきを差し上げるのがマナー。「くれぐれもご自愛ください」とお相手の健康を願うコメントを入れて、寒さの厳しい時期に相応しい文例に仕上げています。
最後に「皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます」とポジティブなコメントの文章を入れている点も◎の、おすすめの寒中見舞いのはがき向きの文例です。
近況報告を兼ねた寒中見舞いの文例
寒中お見舞い申し上げます
寒さが一段と厳しくなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか
私どもは家族一同元気で過ごしております
他事ながらご休心ください
春まではもうしばらく間がありそうですが くれぐれも御身お大切になさいますようお祈り申し上げます
1月は、一年の中で最も気温が下がって寒くなる時期に当たります。親しい友人やママ友には、ぜひこちらの文例を参考に、近況報告のコメントを添えた寒中見舞いのはがきを送ってみてはいかがでしょうか。
春を待ち侘びる気持ちが表された、洗練された印象の寒中見舞いのはがき向けの文例ですね。
シンプルな文の中に気遣いが感じられる文例
寒中お見舞い申し上げます
今年の寒さは格別と存じますがお変わりございませんでしょうか
おかげさまで当方は元気でやっております
どうか風邪などお召しになりませぬようご自愛のほどお祈り申し上げます
令和四年 一月
年に数回やり取りをする旧友には、大袈裟にならない、シンプルな文章の寒中見舞いのはがきを送りたいものですよね。
こちらの寒中見舞いの文例は、短い文章の中にもお相手を気遣う気持ちがしっかりと表現されています。うっかり年賀状のはがきを出し忘れてしまったケースにも応用できる、おすすめの寒中見舞い向けの文例ですよ。
療養中のお相手への寒中見舞い向けの文例
寒中お見舞い申し上げます
ご病気にてご療養中と伺いましたがご容体はいかがでしょうか
謹んでお見舞い申し上げます
ご養生専一に 一日も早くご回復されますことを心より祈念申し上げます
令和四年 一月
以前から病気で療養中の職場の同僚には、年賀状ではなく寒中見舞いのはがきを送って、お見舞いの気持ちを伝えましょう。
また一日でも早い回復を願う文章を入れることで、お相手を想う気持ちが伝わりやすくなりますよ。受け取った時にホッと心が安らぐような、イラストや写真入りのはがきを使うとベターです。