退職後にやることがわからない…とお悩みですか?在職中は年金や保険などの手続きを全て会社がやってくれていましたが、退職後は自分でやる必要があり不安ですよね。この記事では退職したらやることをわかりやすくまとめました!

退職したらやることの流れ

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

退職したらやることは「住民税」「失業保険」「国民年金」「健康保険」「所得税」の5つの手続きです。
それぞれ手続きの期限は異なり、期限の目安は以下の通りとなります。

  • 住民税:退職前後
  • 失業保険:退職後すぐ~1年以内
  • 国民年金:退職後14日以内
  • 健康保険:退職後14日以内または20日以内
  • 所得税:退職翌年の3月中旬

期限や手続きできる窓口がそれぞれ異なるため「難しそう」という印象を持つ人が多いですが、退職したらやることは難しいのではなく「面倒くさい」が正解です。

1つ1つの手続きは所要時間も短く簡単なので、コツコツ手続きを完了させましょう。

退職前後にやるべきこと

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

不安な気持ちから、退職してからやることを気にする人は多いですが、退職前にやることにもしっかり目を向けておきましょう。
退職前から正しい知識をつけ実践しておくと、退職後も楽になります♡

貯金

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

退職後に備えて、在職中からできるだけ貯金をしておきましょう。
生活費はもちろん転職活動費や税金等の支払いも発生するため、退職後は何かとお金がかかります。

「失業保険があるから安心」と考えるかもしれませんが、失業保険は退職後すぐに給付されるわけではありません。
自己都合で退職した場合の失業保険は「手続きから2ヵ月後」に給付されるため、退職から最低でも2ヵ月間は無収入で生活を維持する必要があります。

お金のなさは心の余裕につながるため、落ち着いて転職活動をするためにもしっかり貯金しておきましょう。

返す必要がある物を返却する

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

■ 健康保険証

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

退職日を迎えたら、すみやかに健康保険証を会社に返却しましょう。
有給休暇を取得する場合、最終出勤日と退職日が異なることもあると思いますが、健康保険証は最終出勤日ではなく退職日まで利用できます。

そのため、退職日を迎えたら会社まで持っていくか郵送で返却するのが一般的です。
また、万が一健康保険証を紛失してしまっている場合は、必ず在職しているうちに会社に相談してください。

在職中であれば再交付を依頼することができますが、退職後となると手続きが複雑化します。

■ 会社から支給されているもの

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

会社のパソコンや携帯電話、社員証、制服など、在職中に支給され返却義務があるものは全て返します。
この他、会社の仕事を通じて受け取った名刺や自分で作成した資料のデータなども、返却するのが原則です。

ただし、名刺や制服などは会社によって「返却義務なし」としている場合もあるので、返す必要のある物・ない物を退職前の段階から正しく認識しておきましょう。

必要書類を受け取る

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

■ 雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入していると証明するための書類です。

「入社時に会社に預けたかな?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、雇用保険の加入手続きは最初に入社した会社が行い、紛失しないようそのまま保管してくれています。

そのため、初めて退職する人は見たことなくて当然です。
雇用保険被保険者証は、転職後の会社でも提出を求められるため、返却された後は大切に保管しておきましょう。

退職から2週間程度で郵送されてくるのが一般的ですが、万が一届かない場合は最寄りのハローワークに行けば再発行してもらえます。

■ 離職票

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

離職票は、退職したことを証明するための書類で、正式名称は「雇用保険被保険者離職票」です。
2枚つづりになっていて、退職から2週間程度で郵送されてきます。

失業保険を受給する際、ハローワークに提出を求められるため返却後はなくさないようにしてください。
退職の意思を伝えれば会社がハローワークに手続きを取り、離職票を発行してくれるのが一般的ですが、中には自ら「離職票が欲しい」と言わなければ発行してくれない会社もあります。

不安な場合は退職前の段階で離職票の発行を会社に依頼しておきましょう。

■ 健康保険資格喪失証明書

健康保険資格喪失証明書は、退職後の医療保険二重加入を防ぐ目的で存在し、国民健康保険の加入脱退の際に必要となる書類です。
退職後、健康保険証を切り替える際に提出を求められるため、通常なら退職から2週間ほどで郵送されてくるでしょう。

しかしこちらも、事前に依頼しておかないと発行してもらえない場合があるので、退職前に会社に発行依頼しておくことをおすすめします。

それでも会社が発行してくれない場合は、年金事務所または市区町村役場に相談すれば即日発行が可能です。

■ 年金手帳

退職したらやること5選!手続きの順番や払えない時の対処法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

年金手帳は、年金の被保険者であることを証明する書類です。

入社時、年金手帳ごと会社に預けている場合と、中に記載されている基礎年金番号のみ提出している場合とがあり、
年金手帳そのものを預けている場合は退職から2週間ほどで郵送返却されます。

会社から年金手帳が返却されない場合、または年金手帳を紛失してしまった場合は、自宅近くにある年金事務所で再発行が可能です。

■ 源泉徴収票

源泉徴収票は、1年間に支払われた給料の総額と、収めた所得税の金額が記載された書類です。
源泉徴収票は会社に発行義務があるため、本来は発行依頼をしなくとも退職から1ヵ月~その年の12月末までには郵送されてきます。

源泉徴収票は退職の翌年に行う確定申告でも必要となるので、必ず受け取り保管しておきましょう。
もしも源泉徴収票が届かない場合は会社に催促の連絡を入れ、それでも発行されなければ近くの税務署に相談してください。