ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ウサギにもノミがつくことがあります。犬や猫との同居や、庭先あるいは散歩に出したりすることがきっかけとなります。

ノミを退治する際、犬猫用とあってもウサギでの安全性が確認されている薬剤を用いることができますが、中にはウサギには使用しないようにメーカーが注意を促している薬もありますので、獣医師とよく相談してください。

ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

医食同源という言葉は人の健康管理で耳慣れた言葉ですが、これは動物にとっても当てはまることです。

動物には、本来それぞれの種類にふさわしい食物があります。ふさわしい食事を知らずに誤ったものを与え続けると、病気をひきおこしてしまうことがあります。

家庭飼育されているウサギでは、人の食べ物やクッキーなど様々なものを、催促されるがまま与えてしまうことがあります。ペットショップで陳列されているおやつなどの中にも、心配な物があります。

ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

漫画で描かれているウサギの歯は2本ですが、よく見れば4本に見えます。でも実は切歯(前歯のこと)だけで6本もあるのです。正面から見ると一見4本に見えますが、上顎の切歯のすぐ後ろ側に、小さく細い歯(Peg Teethと呼ばれる歯)が左右一対あります。そして前歯だけでなく、見ることはほとんどありませんが奥歯も持っています。つまり私たちが飼育しているウサギは、およそ28本の歯を持っているのです。

また、草を主食とする動物の特徴でもありますが、ウサギではすべての歯が生涯伸び続けます(これを常生歯といいます)。ウサギは鋭い前歯で草や樹皮、根などをかみ切り、奥歯で十分に咀嚼して胃に送り込みます。堅い草でも長時間かけて咀嚼するにふさわしいように、すり減っても必要なだけ徐々に伸びてくる歯を持っています。

ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ウサギに口の中で溶けやすいクッキーなどの柔らかい食べ物を多く与えることは、歯の摩耗のバランスが崩れるきっかけになるほか、糖分の含まれている製品では、歯の健康を損なう不必要な糖の過剰摂取ともなります。中には、先天的(生まれつき)に顎のかみ合わせのずれや変形を持っていたり、様々な理由で骨折や歯折などをきっかけとして咬み合わせを悪くしたりすることもあります。

ウサギの歯の咬合(咬み合わせ)が悪くなると、歯が不必要に伸びすぎることがあります。下顎の切歯は鼻の下から前に飛び出して、いわゆる「ウサギの歯の伸びすぎ」と言われる病状を示して来院されます。

ウサギの飼い方Part2
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

上顎の切歯については、内側に向かって丸く回転して口の中で歯茎などに刺さることもあります。こうなると、ウサギは食餌を摂ることが出来なくなり、一見食欲不振と間違えられることがあります。また、臼歯(奥歯)の咬み合わせが悪くなると、変形した歯が頬や舌を傷つけて口内炎を引き起こして、痛みから食事がとれなくなる理由になることもあります。

程度にもよりますが、変形してしまった歯を治療するのは容易なことではありません。変形してからでは、必ずしも食事だけで歯が治る訳ではありませんので、幼い頃から健全な食生活に留意してあげましょう。

このほか、ウサギの食欲不振にはたくさんの理由がありますので、様子がおかしいときは早めに獣医師に相談してください。


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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