マイナンバーカードのスマホ搭載のデメリット

デメリットとしては、今のところiPhoneが対象外という点が挙げられます(2022年11月時点)。2023年5月11日からスマホ搭載ができるのは、現時点ではAndroidだけです。Appleとの協議が必要なため、今後導入されるとしても、その時期はAndroidよりも遅くなるのではないでしょうか。

情報漏洩や不正利用などのリスクが気になるという人も多いでしょう。スマホという普段持ち歩いているものに、何でも手続きできるような重要な情報を入れてしまって大丈夫なのかという声もあります。

国もこの点を考慮して、セキュリティ対策に力を入れています。「マイナンバーカードの機能が使われたらメールで知らせる」、「スマホ紛失時などは遠隔でマイナンバーカード機能を削除できるようにする」といった悪用防止機能が実装される予定です。

まとめ

マイナンバーカードの機能がスマホに搭載できるようになれば、面倒だった手続きが今までより手軽にできるようになったり、何枚もカードを持ち歩く必要がなくなって身軽になったりするでしょう。

2023年5月からスタートなのでまだ詳細がわからない部分もありますが、デジタル技術によって社会がどんどん便利な方向に向かっていることは間違いなさそうです。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)
関西学院大学商学部卒業後、銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

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