夫からの衝撃的な「お願い」にドン引き…

 ところが、それ以降、洋輔さんは時折、みゆきさんの行動を制限するようになっていきました。例えば、美容院。

「担当してくれている美容師さんが男の人だと知ると、自分も同じ時間帯にお店へ行くと言い出して……。結局、女性の美容師さんに担当してもらうことで落ち着きました」

 また、膝丈よりも短いスカートを勝手に捨てられたこともありました。みゆきさんが怒ると、洋輔さんは「年甲斐もないし、こんな服を着ていく場所なんてもうないじゃん。それとも、こういうのを着て会いにいきたいヤツがいるの?」と、なぜか逆ギレ。ふたりの間にできた溝は、どんどん深くなっていきました。

 そんなある日、洋輔さんからまさかのお願いをされ、みゆきさんはドン引きしてしまいます。会社から帰宅し、お風呂に入った洋輔さんは入浴後、突然みゆきさんに「あそこの毛をちょうだい」と謎のおねだりをしだしたのです……。

謎のおねだりの理由に、さらにドン引き!

「毛が欲しい」イケメン夫の“おねだり”にドン引き!もはや狂気…
(画像=『女子SPA!』より引用)

さすがに気持ち悪く感じ、困惑していると洋輔さんは「女の人のあそこの毛を財布の中に入れておいたら、運気が良くなるんだって。僕、最近あんまりみゆきのこと幸せにできてないから、みゆきのを財布に入れて置いたらふたりとも運気が良くなるんじゃないかなって思った」と真顔で再度、おねだり。

 みゆきさんはこの出来事以来、夫が理解できないと思うようになりました。

「どこで得た情報が分からないけれど、発想が気持ち悪かったし、怖かった。私のことを想ってくれているのは分かるけれど、愛し方が違っている気がします」

 ひとりの人を大切に思うことは素敵なこと。しかし、愛の方向性を間違うと、それは狂気になってしまいます。

 自分はちゃんと恋人や配偶者に「怖がらせない愛」を与えているだろうか――。みゆきさんの体験談を目にすると、そう自分に問いかけたくもなります。

<取材・文/古川諭香> 古川諭香 愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

提供・女子SPA!



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