名作として名高い映画『ショーシャンクの空に』を観たことがある、あるいはこれから観るという方もいるでしょう。『ショーシャンクの空に』には現代社会に疲れた人々に希望を感じさせる名ゼリフがそろっています。そこで今回は劇中でチェックしておきたいセリフについてご紹介します。

映画『ショーシャンクの空に』とは?

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
(画像=Pinterest、Sorte Plusより引用)

映画『ショーシャンクの空に』は、スティーヴン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を原作に1994年に製作された映画です。フランク・ダラボン監督の初監督作品としても知られています。

フランク・ダラボンは1987年にスティーヴン・キングより映画化権を得たものの、実際に映画化するために着手したのはその5年後、さらに脚本を書くのに約8週間という時間をかけています。撮影はオハイオ州立少年院跡で行われました。

『ショーシャンクの空に』のあらすじ

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
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『ショーシャンクの空に』のストーリーについてチェックしてみましょう。妻とその愛人を射殺したという濡れ衣を着せられ、ショーシャンク刑務所へ投獄されてしまった有能な銀行員のアンディは、逆境にもめげずに刑務所内でも仲間を作り始めます。

さまざまな背景を持つ刑務所仲間との交流を通じて、アンディは人としてさらに成長し、理不尽な仕打ちに負けることなく、あらゆる知恵を絞って自身、そして刑務所仲間たちの人生をより充実したものになるよう努力していきます。

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
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アンディは刑務所生活の中で何を得たのか、果たして冤罪を証明できるのか、刑務所の仲間たちはどうなっていくのか、ラストまで目が離せません。

アンディを演じたティム・ロビンスを始め、レッドを熱演したモーガン・フリーマンの演技は高評価を得ていました。2人の俳優にとって、この作品は俳優人生の中で大きなターニングポイントの一つになったと言えるでしょう。映画を観るときは、ぜひ2人の演技にも着目してみてください。

『ショーシャンクの空に』の名言集【アンディ編】

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
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『ショーシャンクの空に』には現代人の心に染みる名言がたくさんあります。ここで主人公アンディによる名言をご紹介します。同作品をこれから観るという方は、以下のセリフがどの場面で登場するのか、意識しながら観てみるとより楽しめるかもしれません。

アンディの名言①刑務所の時間はゆっくりと流れる。

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
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「刑務所の時間はゆっくりと流れる。」というのは、毎日同じことを繰り返す刑務所内での生活を現した言葉です。囚人たちは毎日同じような生活の繰り返しの中で楽しみが見つけられず、欝々とした時間を過ごしていました。

そんな刑務所に入所したアンディは、最初は囚人たちに乱暴をされたり、理不尽なことをされたりするものの、次第に少しでも毎日を充実させようと行動を起こします。図書館の蔵書をより充実させ、囚人たちに勉強を教えて刑務所での退屈でゆっくりとした時間が有意義なものになるよう尽力するのです。

アンディの名言②災難は誰かの頭上に舞い降りる。今回は私だった。

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アンディが自身に降りかかった災難の真実を知り、レッドに語る場面のセリフです。「災難は誰かの頭上に舞い降りる。今回は私だった。」というのは、人生は理不尽なことが起こるのが常であり、たまたま今回自分の人生に降りかかってしまったというニュアンスのセリフです。

投獄された当初は、アンディは周りから罪名について聞かれると「無実だ」と答えており、当時のアンディの中では「冤罪」という言葉がずっと引っかかていました。しかしやっとその運命を受け入れ、自分の中で消化したゆえのセリフともいえます。

アンディの名言③必死に生きるか、必死に死ぬか

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
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アンディは自身が無実であることを証明できないがために、刑務所での生活を仕方なく受け入れていました。しかしある日、窃盗を犯して入所したトミーがアンディの妻とその愛人を殺した真犯人を知っていると分かると、アンディはトミーを証人にして自身の冤罪を晴らそうと所長に訴えます。

しかし所長の闇金の秘密を知るアンディを出所させたくない所長は、トミーを陥れ暗殺します。その事実を知ったアンディが放つセリフが「必死に生きるか、必死に死ぬか」なのです。これを聞かされたレッドは、てっきりアンディが後者の「死」を選ぶのではと不安に駆られます。

アンディの名言④希望は良いもの、多分最上のものだ。そして、良いものは決して消えることがない

映画『ショーシャンクの空に』名言集!現代社会に疲れた人に希望を与える名ゼリフ
(画像=Sorte Plusより引用)

冤罪を晴らして正門から出所するという希望を絶たれたアンディは、ある日脱獄します。そして脱獄後、以前からレッドに話していた場所に置き手紙とお金を残すします。仮釈放後、アンディとの約束を思い出したレッドはその場所へ向かいます。

そして置手紙を開くと、中には「希望は良いもの、多分最上のものだ。そして、良いものは決して消えることがない」という文章が記されているのです。刑務所内で希望を持つことに否定的な態度を示していたレッドに訴えかけるセリフです。

実際に諦めずに希望を持ち続けた結果、脱獄に成功したアンディだからこそ説得力があったのでしょう。読みながらレッドは希望の言葉をかみしめるのです。