心に残る寄せ書きの書き方とは?

友達や職場の仲間、ママ友など、大切な方とのお別れ時には、心に残る寄せ書きを贈りたいものですよね。今回は、きっとお相手に気持ちが伝わる寄せ書きの書き方、そして文例をご紹介します。

寄せ書きを頼まれたものの、なかなか良いメッセージが思い浮かばない……という方も、きちんとした書き方を改めて押さえておきたい、という方もぜひ参考にしてみて下さい。素敵なメッセージは、別れの後もきっと長くお相手の心に残るはずです。

心に残る寄せ書きの書き方ポイント

心に残るとっておきの寄せ書きの書き方。気持ちが伝わる文例をまとめてご紹介
(画像=pixabay.com Folkより引用)

心に残る寄せ書きをしたいという時に気になるのは、その書き方ですよね。手紙に比べて短文が求められる寄せ書きは、書き方に気を付けなければ心に残るとは言えないでしょう。

とはいえ、インパクトを求めすぎてお相手を傷つけてしまったり、周りの方を不快にさせたりしてしまっては本末転倒です。心に残ることだけにとらわれず、お相手の方に喜んでもらえる寄せ書きの書き方を押さえておきましょう。まずは、心に残る寄せ書きの3つのポイントをお届けします。

書き方のポイント①具体的なエピソードを交える

良く文例として出される「色々とお世話になりました」「園生活では、様々な出来事がありましたね」といったぼんやりとしたメッセージは、心に残る書き方とは言えないもの。

「◎◎社のイベントでは、相談に乗ってくれましたよね」「雨の日の運動会も、今では素敵な思い出です」など、具体的な思い出がよみがえるような書き方が、おすすめです。どんな小さなことでも、共通の思い出がある際にはぜひ、寄せ書きにも書いてみてはいかがでしょうか。

書き方のポイント②今後についても言及する

お相手の方の心に残る書き方にするなら、別れた後のことについて言及するのも一考です。

「またこちらに来た時は、顔を出して下さい」「今後も飲み会には来て下さいね」など、今後についても触れると、心に残る寄せ書きとなるでしょう。

また、お子さんがいる方や、まだ若い方への寄せ書きでしたら「◎◎さんの今後の活躍も、期待しています」「今後の◎◎ちゃんの成長が楽しみです」といったポジティブなメッセージも、心に残るでしょう。

書き方のポイント③お相手の趣味や好みに触れる

寄せ書きの最後の文例としても良く使われる「お元気で」といった言葉も便利ですが、よりお相手の心に残る書き方にしたいなら、趣味や好みなど個人に触れると良いでしょう。

「またゴルフに連れて行って下さい!」「また面白い漫画があったら教えて下さいね」などと書くと、個性的な文章となるでしょう。また、カジュアルな寄せ書きでしたら、お相手の趣味や好みにまつわるイラストやシールでデコレーションをするのもおすすめです。

心に残る寄せ書き文例|職場の方へ

心に残るとっておきの寄せ書きの書き方。気持ちが伝わる文例をまとめてご紹介
(画像=pixabay.com Folkより引用)

職場の方への寄せ書きは、丁寧かつきちんとした文章が求められます。普段は親しい間柄であっても、上司や別部署の方が見る可能性も考え、砕けすぎない寄せ書きを心がけましょう。

また、プライベートは公にしたくないと思う方も多いもの。趣味や家庭環境に踏み込むのは、できれば避けたほうが良いでしょう。そして、職場の方の退職・転勤の理由がはっきりしない時やあまりポジティブではない理由の時は、そこに言及しないようにするのもマナーです。

仲の良い後輩への心に残る文例

栄転おめでとう!

「ホウレンソウ」を忘れない真面目な仕事ぶりや、お客様への心配りが結果を呼び寄せたのだと思います。

新天地でも××さんらしく、充実した日々をおくって下さい。

何かあったら、いつでも相談してね。こちらに戻ってくるときにも、顔を見せてくれたらうれしいです。

後輩の心に残る寄せ書きは、文例のように仕事への姿勢について言及するものが良いでしょう。「何かあったら連絡してね」という言葉も頼もしいものです。

同じ部署の同期への心に残る文例

入社してから7年間のことを思うと、心がぎゅっとなります。

A県への出張も、B社との商談も、××がいてくれたから乗り切れました。

雨の中一緒に、C社の会場設営したのも、良い思い出です。

新しい世界でも、××だったらきっと充実の毎日を過ごせると思います。元気でいてね!

同期入社の方への寄せ書きは、具体的なエピソードを盛り込むと心に残ります。数字や地名などで分かりやすくすると、より思い出を反芻してもらえるでしょう。

お世話になった先輩への心に残る文例

右も左も分からず戸惑っていた私に、丁寧にお仕事を教えていただきありがとうございました。

いつも完璧に用意されていたプレゼン資料や、きれいにまとめられたレビューノートは憧れです。

いつか先輩のようになれるよう、今後も精進してまいりますので、こちらへ来られる際にはぜひお立ち寄り下さい。

先輩への寄せ書きは、「憧れ」というようなストレートな言葉が心に残るポイントです。また、仕事ぶりに言及する際は、文例のように具体的に綴ると心に残るものになるでしょう。