お金が貯まらなくて何とかやりくりをして生活している夫婦もいれば、老後や子どもの教育費の準備を着々と進めつつ充実した生活を送っている夫婦もいます。

両者の違いはどこにあるのでしょうか?ファイナンシャル・プランナー(FP)でお金に詳しい金子賢司さんに解説してもらいました。

お金を貯める目的を夫婦で共有しているか?

お金を貯める目的を共有している夫婦は、お金が貯まります。

一方、とくに目的を決めずになんとなくお金を貯めたいと思っている夫婦は、外食や趣味など目先の楽しみにお金を使ってしまい、なかなかうまくいきません。

子どもの教育費や車の購入費、老後のゆとり資金など、夫婦のどちらかではなく2人でお金を貯める目的を共有しましょう。

共通口座で管理しているか?

お金が貯まる夫婦は共通口座で家計を管理しています。夫婦の収入はすべて共通口座で管理して、ここから生活費や固定費を負担し、必要に応じてお小遣いなどを渡します。

一方、家賃や生活費などの必要なお金だけを出し合って、あとはお互い自由に使っているという夫婦はお金が貯まりません。別々の口座で自由に使いながらお金を貯めている人もいますが、共通口座で管理するほどの効果がないケースがほとんどです。