給与未払いのまま、社長がまさかの夜逃げ
そうこうしているうちに、ある日会社の社長が会社のお金を持って夜逃げしてしまい、従業員だけが取り残されてしまいました。
もちろん警察には相談はしましたが、夜逃げしたという証明や、そもそもその社長がお金を横領したという証明が難しい、仮に会社のお金を横領していたとしても、本当にそのお金を全て私的に使っていたという証拠を掴むのが困難…などの理由で、被害届を出すのは難しいと言われてしまったそうです。
夜逃げもしているので、裁判を起こそうにも、どこで何をしているのか分からない。また、夜逃げをするぐらい切羽詰まった状態の人に、裁判で勝っても支払い能力がないという点から、裁判をしても時間の無駄だろう。従業員同士の話し合いの結果、そのような結論になったようです。
その後、私の友人含め従業員は全員、会社に辞表を置いて、大家に任せることにしたそうです。
給与は結局未払いのままです。
(20代・男性)
今回は、意外と身近な金銭トラブルのエピソードについてまとめました。
金銭トラブルに巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。
文・fuelle編集部