もうすぐ年末・年始の行楽シーズンを迎えます。この機会に海外旅行や帰省など計画を立てている人も多いことと思います。
そんな時気になるのがペットの事。旅行に連れては行きたいものの、移動にはちょっと不安が残る、という人のために今回は「ペットと乗り物に乗る」をテーマにお話します。
車のときは・・・
犬を車の中で自由にしておくと、いろいろないたずらをすることがあります。体の大きな犬がギアの頭の部分をかじったり、シートをボロボロにしたという例があります。車が傷つくのも困りますが、犬がかじったものを食べてしまうと危険です。
走行中に犬が動くと、安全運転が妨げられたり、ブレーキをかけたときに、犬が危険な目に遭うこともあります。
犬自身も、ケージに入っているほうが落ち着きます。そのためには、車に乗せる前から、ケージのトレーニングをし、ケージそのものに慣れさせておきましょう。
車だけではなく、どんな乗り物に乗るときでも、必ずケージに入れなければなりませんので、クレート・トレーニングは不可欠のしつけです。
長距離を移動する時には、途中で休みを取ってください。目安としては2~3時間に一度、車から降ろしてあげてください。外の空気を吸わせてあげ、少し歩かせて排泄をさせます。
また、乗車中は飲食させるのはやめましょう。特に車酔いする場合には、乗る前にも食事を与えないでください。それでも心配な場合にはあらかじめ獣医さんに相談して、酔い止めの薬をもらっておくと良いでしょう。
電車のときは・・・
電車に乗るときもペットはケージなどに入れておかなければいけません。
「手回り品」として扱われ、料金は鉄道会社によって異なりますので、あらかじめ最寄りの駅に問い合わせておくのが良いでしょう。
電車に乗っていると、よその人が犬に声をかけたりすることがあります。犬が興奮することがありますので、そっとしておいてほしいものです。
声をかける人には悪気があるわけではないので、「やめてください」とはいいにくいかもしれません。
けれども、犬が興奮して吠えるようなことになれば、ほかの乗客に迷惑がかかります。
「すみません。興奮しやすいので、そっとしておいていただけますか」
と、丁寧にお断りしましょう。