学校におけるハラスメント

学校現場でのハラスメントもニュースで話題になりました。大学内でのハラスメントのことを総称して、「キャンパスハラスメント(キャンハラ)」と呼びます。その中で、大学教授が学生に対して嫌がらせをする行為が「アカデミックハラスメント(アカハラ)」です。

学校で、教師が児童・生徒に対して性的な質問をしたり性的嫌がらせをしたりする行為は、「スクールハラスメント(スクハラ)」と呼ばれています。

介護現場におけるハラスメント

介護の現場では、高齢者に対するいじめの「シルバーハラスメント(シルハラ)」や、介護休暇を取得する人に嫌味を言う「ケアハラスメント(ケアハラ)」などがあります。

介護現場に限りませんが、年齢に関しての嫌がらせや年齢制限のある求人は「エイジハラスメント(エイハラ)」と呼ばれています。

恋人や夫婦など人間関係におけるハラスメント

人間関係においても、さまざまなハラスメントが存在します。

・モラルハラスメント(モラハラ):言葉によって精神的に追い込む
・ゼクシャルハラスメント(ゼクハラ):女性が交際相手に結婚を迫る
・継ぐんでしょうハラスメント(継ぐハラ):親や親戚から家業を継ぐことを強要される
・ラブハラスメント(ラブハラ):恋愛について言及する
・ドクターハラスメント(ドクハラ):医者から患者への嫌がらせ
・カスタマーハラスメント(カスハラ):店員やスタッフに対して難癖をつける

ハラスメントの焦点は「相手がどう感じるか」

相手を傷つけるつもりはなくても不快感を与えてしまったら、あなたはハラスメントの加害者です。逆に、相手に悪気がないと分かっていても、自分が傷ついたのならハラスメントの被害者といえます。

何気ない日常会話でも、人によってはハラスメントと捉える内容になりうるかもしれません。

大切なのは、自分の行為を相手がどう感じるか、不快感を与えていないか、アンテナを張っておくことです。相手を傷つけるようなことをしていないか振り返ってみましょう。

文・藤野こと(ライター)

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