真面目な性格が割りを食うこと、よくあります。そう痛感するたびに「要領の良い人って羨ましい!」という気持ちがよぎってしまいませんか?そこで今回は、要領が良いとされている人がしている、コミュニケーションスキルをご紹介します。

♯細かい部分に鈍感になる

仕事の進行にしても、周りの人の指摘にしても、真面目な人は全てを着実に一個ずつ受け止めようとします。一つ進んでは考えて、悩んで……丁寧であることは素晴らしい能力ですがもしかするとその真面目さが「融通がきかない」「かったるい」と感じられる原因になっているかもしれません。

要領の良い人は、物事を大枠で考える傾向があります。「つまりコレさえやっておけば良いのね」というように、大事なポイントだけ押さえて、あとは端折ってしまう手抜きワザをうまく活用しています。これが絶対に良いというわけではないのですが、自分の真面目さが嫌に感じてしまう時は、細かい部分に対して良い意味で鈍感になっても良いのかなと思います。例えば見やすい資料でかつ丁寧さが伝わるようにグラフや図案をしっかり盛り込んだ資料を作るのに何時間もかけず、要点を押さえた簡素な資料を30分で作り、あとは会議で補足説明をしていくなど。結果的に伝わればそれでOK。仕事が円滑に進めばOKというざっくりルールを作って見てはどうでしょうか。

♯喜びや感謝は思い切り発信する

要領の良い人は、喜びや感謝の気持ちを表現するのが上手な方が多いのではないでしょうか。この褒めるという行為はものすごく重要で、相手の良い部分を褒めることで、褒められた人はその相手を一瞬で好きになってしまいます。(人によっては、胡散臭いと感じる場合もありますが……)

そのため意識的か無意識的かはわかりませんが、褒めた相手の数だけ自分の仲間を作っていることになるのですよね。そうすると、多少不手際をしてもいつもの好意的な態度から「この子は普段はいい子だから、今回のことは目をつむろう。」と失敗や困った一面もチャームポイントとして捉えてもらうことができる。

仕事ができるのにコミュニケーションにおける要領が悪い方は、日頃から相手のちょっとしたポイントを褒める習慣をつけると自然とコミュ力が上がるのでぜひ試してみてくださいね。