簡単にズボンの裾上げをしたいときは?
簡単にズボンの裾上げをしたいときは、ミシンを使って裾上げするのがおすすめです。ミシンでズボンの裾上げをするメリットは、手縫いよりも早く簡単に裾上げできることです。
デニムなどの分厚い生地の場合、ミシンを使うとパワー不足で縫いにくい場合がありますが、スラックスやジャージであれば、ミシンで裾上げすることで簡単に短時間で裾上げすることができます。
生地の強度はデニム(チノパン) < スラックス < ジャージとなっており、ジャージは生地が薄いですが、動きやすさや耐久性をつけるために生地がよく伸びるようになっています。そのためジャージの裾上げをする場合は、布が伸びていないか確認しながら縫い進めることが大切です。
家庭用ミシンを使う場合は、デニム用の針を使ってゆっくり縫うことで、ミシンのエラーや針が折れることを防ぎやすくなります。
ミシンでズボンの裾上げをする方法
ミシンでズボンを裾上げするやり方は、ズボンの裾をカットして裾を2回折るやり方とカットせずに裾を折るだけで縫う方法があります。
ズボンの裾をカットするやり方はズボンの裾上げの強度を上げたい場合におすすめのやり方ですが、2回折って生地が分厚くなる分、針が折れやすくなります。
カットせずに裾を折るやり方は簡単ですが、裾の膨らみが小さくなるため、ズボンを履いたときに裾上げしていることが分かりやすい見栄えになります。裾上げしたときの見栄えをきれいに見せたい場合は、ズボンの裾をカットするやり方がおすすめです。
ミシンでズボンを裾上げするときは、裾や袖を切る場合はあらかじめ裁ちばさみで切っておきます。切らない場合はズボンや洋服を裏返し、裾や袖にしたい部分までズボンの裾や洋服の袖を折ります。
折った布の裾や袖の先から5mmのところにチャコペンで縫い代をつけ、しつけをします。次に、裾や袖に当たる部分まで布を内側に折り込みます。
ミシンをセッティングしたら、ミシンのガイドが裾や袖を折ったときの折り山に当たるように調整し、縫い進めて行きます。裾や袖を縫い終えたらしつけを取り、折っていた裾や袖の部分を開きます。折り目を消すために仕上げのアイロンがけをすれば完成です。
ミシンでズボンの裾上げをするコツは?
ミシンで裾上げするコツは、ミシンで縫い進めるときに生地を引っ張り過ぎないことと、ゆっくり縫い進めることです。早く仕上げたいと思ってミシンの速度を上げると、縫い目がずれやすくなったり、針が折れやすくなる原因になります。
生地を引っ張り過ぎると生地が伸びて縫い代が足りなくなったり、生地が広がったまま裾上げしてしまうので、見栄えが悪くなります。ミシンを使うときは、焦らず手縫いをするときと同じように慎重に縫い進めてください。
ミシンでズボンの裾上げでよくある失敗は?
ミシンで裾上げをしたときによくある失敗は表に縫い目が出過ぎていたり、裾部分が縫えていないことです。表に縫い目が出過ぎている場合、布の折り山のギリギリの部分に針が落ちるように、針の位置を調整してください。このとき、ミシンのセンターのガイドに針が当たらないように注意してください。
裾部分が縫えていない場合、折り山まで針が届いていないことが原因です。この場合も針の位置を折り山ギリギリにかかるように調節してください。
手縫いやミシンで裾上げをした後はアイロンやへらを使って裾部分の折り目を付けて、しっかり型を付けるようにします。最後の仕上げをしないと仕上がり後に裾がダボついて不格好な見た目になってしまいます。
また、まつり縫いで仕上げた裾や袖に表からアイロンをしっかり当てると、目立たないように塗った裾や袖の縫い目の形が見えやすくなってしまいます。そのためアイロンは低音にし、裾や袖の裏側から優しくかけるようにするか、スチームの蒸気でしわを伸ばすようにしてください。
手縫いせずにズボンの裾上げをする方法は?
手縫いせずにズボンの裾上げをする方法には、裾上げテープや布用接着剤を使う方法があります。裾上げテープを使えば、手縫いやミシンを使わずにズボンを裾上げできます。
裾上げテープには、両面タイプと片面タイプがあります。どちらの裾上げテープでも裾を切らないで簡単に裾上げできます。裾上げテープを使う場合は、アイロンが必要になります。
裾上げテープは手芸店や100円ショップで販売されています。布用接着剤は手芸店や工具店で手に入ります。
おすすめのズボン裾上げアイテムは?
「Cloverストレッチ裾上げテープ」はジャージなどのストレッチ素材にも使える裾上げテープです。幅が3cmと広いので、布と布をしっかりと接着しやすい特徴があります。裾上げテープを付けた後もドライクリーニングができるので、スラックスの裾上げにも使えます。
こちらのテープは厚みがあるため、お子様の洋服やジャージなど穴が開きやすい洋服の穴隠しとして修繕に使うこともできます。
テープのカラーはグレー・ベージュ・白・紺・黒の5色から選べるので、裾上げしたいズボンと同じ色の裾上げテープを使えば、ズボンを履いたときに裾上げテープが透けて見えにくくなります。
布用接着剤で有名な商品は、コニシ株式会社の「ボンド 裁ほう上手」になります。こちらはスティックタイプと木工用ボンドのように接着するタイプがあります。どちらもズボンの裾上げに使用でき、洗濯やドライクリーニングをしてもはがれにくい特徴があります。
スティックタイプは手が汚れにくく綺麗に塗りやすいので、手を汚さずに簡単に裾上げをしたいときにおすすめです。
手縫いせずにズボンの裾上げ:両面裾上げテープの使い方
両面裾上げテープを使うやり方は、裾や袖を切る場合はあらかじめ裁ちばさみで切っておきます。切らない場合はズボンや洋服を裏返し、裾や袖にしたい部分までズボンの裾や洋服の袖を折ります。折った布の裏側に裾上げテープをのせてアイロンがけします。裾上げテープがズボンや洋服にくっついたら完了です。
アイロンがけするときは、アイロンに体重をかけてプレスするようにすると、裾上げテープが洋服にくっつきやすくなります。
手縫いせずにズボンの裾上げ:片面裾上げテープの使い方
片面裾上げテープはセロテープのようにテープを貼ってズボンを裾上げする方法です。片面裾上げテープは生地が分厚いと接着しにくいので、裾をカットするなどして生地の厚みを調整する必要があります。
片面裾上げテープを使うやり方は、裾や袖を切る場合はあらかじめ裁ちばさみで切っておきます。切らない場合はズボンや洋服を裏返し、裾や袖にしたい部分までズボンの裾や洋服の袖を折ります。折った布と元裾、元袖がくっつくように裾上げテープをのせてアイロンがけします。裾上げテープがズボンや洋服にくっついたら完了です。
片面裾上げテープは両面のものと違ってしわが寄りやすいので、なるべく幅の広い片面裾上げテープを使うのがおすすめです。
手縫いせずにズボンの裾上げ:布用接着剤を使う
布用接着剤を使って裾上げするやり方は、両面裾上げテープを使うやり方と同じで、折ったズボンの裾や洋服の袖の裏側に接着剤を塗ってアイロンがけします。
布用接着剤を裾の全体に薄く塗れば、裾の部分を切らないでも裾がダボつくことがなく綺麗に裾上げすることができます。
布用接着剤は多く塗り過ぎると布の繊維から接着剤が染み出たり、接着剤がこげてシミになるので、少しずつ塗りながら布と接着させ、アイロンがけをするようにしてください。
ズボンの裾を切らない履き方
最近ではカットオフデニムという裾を縫わずに切りっぱなしにしたデザインのデニムがあります。手持ちのデニムの裾上げが面倒な場合は、カットオフデニムとしてデニムを裾上げするのもおすすめです。
デニムの裾を切りっぱなしにすることで、ヴィンテージのような印象になり、シンプルなデニムがかっこいい雰囲気になります。
カットオフデニムの作り方
デニムの裾を好みの長さにカットし、切った裾の部分を指でほぐしていきます。デニムの糸がほぐれてくると糸がバサバサしてくるので、お好みの風合いに調整してください。バサバサ感を引き出したい場合はやすりで擦ったり、洗濯すると自然にヴィンテージ感を引き出すことができます。
デニムにフリンジ感を出したい場合は、デニムの裾を立てに細かくカットし、ニッパーで糸を引き出せば、簡単にフリンジ加工のデニムが手作りできます。小さめのフリンジにすればカジュアルで大人っぽい仕上がりになり、大きめのフリンジにすればボヘミアンスタイルの華やかな印象になります。
手縫いでズボンの裾上げをしてみよう
手縫いでズボンの裾上げをする方法についてご紹介しました。手縫いでズボンの裾上げをする方法は意外に簡単で、様々なやり方があります。
お店でお直ししてもらう方が綺麗な仕上がりになりやすいですが、自分で裾上げの仕方を覚えることで自分でも綺麗に裾上げができ、お金の節約にもなります。
裾上げをしたことがなくて不安な方は、まずはいらない布やはぎれなどを折って裾上げの縫い方を練習することをおすすめします。また、初めて裾上げに挑戦するときは、最初は裾を切らずに縫ってみてください。裾を切らないでおけば、裾上げに失敗しても糸を外せば何度でも裾上げをやり直すことができます。
今回の記事を参考に、ぜひズボンの裾上げにチャレンジしてみてください。
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