EQとは「心の知性」や「感性の豊かさ」の意味で、EQが低い人は『幸せ』を感じにくく、EQが高い人は"自ら能動的に幸せを追い求めること"ができます!社会で成功する鍵は「EQ=人間力」と言われます!EQの低い・高い人の特徴、原因、IQとの違い、知能指数が高い人の特徴などをご紹介しますね!
EQの意味やIQとの違いは?
EQの意味やIQとの違い①心と頭
EQの意味やIQとの違いの1個目は、EQは英語で「Emotional Intelligence Quotient」で、IQは「Intelligence Quotient」です。EQには『心の感情指数』という意味があり、IQという『知能指数』では測りきれない能力という意味を指します。
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IQとEQの違い...EQ (Emotional Quotient) または感情指数 (Emotional Quotient) とは、相手の感情とともに自分の感情を理解する能力を意味し、IQ (Intelligence Quotient) とは、その人の知能レベルを意味する。 引用元:keydifferences.com
つまり、EQは「心の知能」を表す尺度で、IQは「頭の知能」を表す尺度です。IQを測るテストは「頭の運動能力測定」(学習能力を測るもの)です。事故まどでの障害を負ったりしていないかなどの判断でもIQスコアは利用されます。IQだけでは測れないものがEQであり「心の情動、心の知能」です。
EQの意味やIQとの違い②対人関係と情報処理
EQの意味やIQとの違いの2個目は、EQは【人間関係構築に生かせる力(Ability to build interpersonal relationships)】で、IQは【情報処理の能力の高さやスピード(High ability of information processing)】の違いです。
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EQの高い人は、自分の感情を認識し、コントロールし、表現し、他人の感情を認識し、共感することができます。逆に、IQの高い人は、知識を学び、理解し、実践することができ、論理的な推論と抽象的な思考力を持っています。 引用元:keydifferences.com
EQは「学習で伸びる能力」です。自己認識、共感力などの「心のレベル」です。IQは「生まれながらの能力」です。論理的な推論の能力、問題解決のスピードの「能力の数値」です。EQは【実生活の成功】に繋がり、IQは【学成や会社の成功】に繋がります。2つの違いを理解し、どちらもを鍛えていくことが大切です。
IQの高い人・低い人とは?
IQの高い人・低い人①学習する能力の高い・低い
IQという知能指数とはの1個目は『学習能力の高い・低い』です。IQが高いと、学習から得た知識・技能を活かして応用する力があり、IQが低いことは応用力が低いです。IQの数値を出す公式は『知能指数IQ =「精神年齢」÷「生活年齢」x 100 』です。精神年齢と実年齢が釣り合うことがIQ100と表します。
有名人のIQテストの結果の数値
Albert Einstein(アルバート・アインシュタイン)→ 160
Quentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)→ 160
Garry Kasparov (ガルリ・カスパロフ)→190
Chris Brown(クリス・ブラウン)→ 120
IQ(Intelligence Quotient/知能指数)のテストはドイツの心理学者ウィリアム・シュテルンが開発し、知能を表す単位を『精神年齢』といいました。その後、『ビネー式』の知能測定が、スタンフォード大学のターマンにより開発されました。
IQの高い人・低い人②IQを高く・EQが低下する
IQの高い人・低いとはの2個目は『IQを高く・EQが低下する』です。学校での勉強で必要な能力(計算/記憶/分析)は勉強で向上するので「IQが高い=できる/低い=ダメ」の語釈が生まれ、「学歴があり・人間力が低い」など「心の豊かさ」は低下することがあります。
EQという心の知能指数が大切な理由とは?
EQという心の知能指数が大切な理由①感情表現の技術
EQという心の知能指数が大切な理由の1個目は『感情表現の技術』(The art of expressing emotions, and creating balance)だからです。EQの高さは、セルフ・コントロールができる能力の高さなので、バランス感覚をもて、人間関係の構築に役立つからです。
「EQとは、他者を理解する能力、他者の動機、他者と協力する方法を見出す能力である。」と、ハーバード大学の理論家ハワード・ガードナーはいいます。EQの研究をする人たちの中で、EQは【5つの主要な要素(D.ゴールマン)】があると認識されています。
5 Components of Emotional Intelligence - EQの5つの主要な要素
Self-awareness(自己認識力)
Self-regulation.(自主規制)
Motivation(モチベーション)
Empathy(共感力)
Social skills(ソーシャルスキル、対人能力)
EQという心の知能指数が大切な理由②人間の聡明さ・人間力
EQという心の知能指数が大切な理由の2個目は『人間の聡明さ』(Human intelligence)だからです。EQの考え方は、イェール大学のピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士に提唱されました。EQは感性の豊かさであり、人生での成功につながる力だからです。
ジョン・メイヤー博士の論文から約10年後、アメリカの行動心理学者のD.ゴールマンの『EQの5つの主要な要素』を発表しました。EQは「本当の気持ちを認める力」「判断する力」「怒りなどの衝動を制御できる力」「モチベーションを保つ力」「励ます力」「思いやり・共感・調和の力」が合わさり人間力となるのです。
『人間の聡明さ』(Human intelligence) - 人間力といわれる力
本当の気持を素直に認めて納得できる、状況判断ができる力
怒りや心の衝動を制御・コントロールできる力
モチベーションを保ったり、人を励ます優しさと強さ
心からの思いやり・共感・調和の力
EQという心の知能指数が大切な理由③3つの力が対人スキル
EQという心の知能指数が大切な理由の3個目は『3つの力が対人スキル』だからです。EQの考え上での「主な3つの知力」とは、”セルフコンセプト力”、”ソーシャルスキル力”、”モニタリング力”であり、この3つのバランスの能力を磨くことが、”対人関係のスキル・センス”を磨くことになるからです。
3 key concepts of EQ - EQの「3つの知力」
【セルフコンセプト力】心の中の知性、自分の心理的状態がわかる知性
【ソーシャルスキル力】対人関係の中の関係性がわかる知性
【モニタリング力】自他の状態を同時に認知して状況判断する知性
EQが低い人の特徴7選
EQが低い人の特徴①精神年齢が低い
EQが低い人の特徴の1個目は『精神年齢が低い』です。EQが低い人とは「良識がなく、精神年齢が低い」です。出来事には学ばず、物事に納得もしないので、不平不満が多いです。自分の言動がどう判断されるかも把握できず、精神的に未成熟なので、批判的で大人げないです。常識だけではなく良識をもつことは重要です。
精神年齢の低い人の言動の例
噂が好きで、意地悪や悪口が過ぎる
個人的な好きや嫌いで態度を決めたり、いじめをする
EQが低い人の特徴②感情的で衝動的
EQが低い人の特徴の2個目は『感情的で衝動的』です。怒りや心の衝動をコントロールできる力」が低いので、衝動的に言動をします。クールダウンをするまで待つことができず、その場での感情を抑えられないのです。そして負の感情を上手に処理はできません。その言動がパワハワなのでないか振り返ってみることが必要です。
感情的で衝動的である人の言動の例
職場では、大きな声を出して怒り、デスクを叩いたりしてストレスアウトする
大勢の前で部下の失態を晒したり、必要以上の叱責で責め続ける
EQが低い人の特徴③人の話を聞かない
EQが低い人の特徴の3個目は『人の話を少しも聞かない』です。他人の気持ちを気にする思いやりの能力が低いので、他人の話には興味をもたず、共感をすることもありません。自分のことばかりで話を聞かず、頭ごなしでいることは相手を尊重をしていないことです。他の人の気持ちを汲み取ることは思いやりです。
人の話を少しも聞かない人の言動の例
部下の質問に対し、理由や状況も聞かず、決めつけだけの指摘や注意をする
頭ごなしにされ続け周りがやる気を失う
EQが低い人の特徴④批判的で反省しない
EQが低い人の特徴の4個目は『批判的で反省しない』です。自分が中心なので、それぞれの人の立場・状況への考慮ができず、自分に優しく相手に厳しくなります。自分が悪い点については棚上げして反省せず、他人の失敗には「露骨な批判」が強くなり、責任転嫁もするでしょう。人としての徳を高める意識が必要です。
批判的で反省しない人の言動の例
たとえ自らの間違いでも反省には至らず、落ち度を認められない
謝罪や反省が謙虚さであったり、責任感の表れであるという考えを理解できない
正しいか悪いかの2通りしかなく『人として』の対人技術を理解できない
EQが低い人の特徴⑤人の気持ちがわからない
EQが低い人の特徴の5個目は『人の気持ちがわからない』です。思いやり・共感・調和の力が基本的に低い人は、非情でひどい人にみえます。どんな言葉が相手を傷つけるかもわからず発言し、傷つけたことを認識しても、自分を振り返ったりはありません。周りの人が離れていく前に一息いれて考え直すことが大切です。
人の気持ちがわからない人の言動の例
相手の感情を察っしたり汲み取ることができない
自らの言動が相手へどんな影響を与えるか理解をしない
EQが低い人の特徴⑥周りを見下す
EQが低い人の特徴の6個目は『周りを見下す』です。まず、成績がいい人とは「処理能力が高い」ので良いことです。ですが、EQが低い人は周りにイライラします。「人それぞれの異なる能力への理解が乏しい」です。それぞれの人の役割があるという認識が低いので、人の功績は評価せず、尊重や尊敬がないので注意です。
IQは高いが周りを見下す人の言動の例
自分の業績や立場だけが1番で、他はどうでもいい
人それぞれの才能のや業績や成功を認めることがなく見下す
EQが低い人の特徴⑦責任感がない
EQが低い人の特徴の7個目は『責任感がない』です。EQが低いと「対人関係の関係性を理解する能力が低い」です。「自分と他人の状態を認知できる知性が低い」ので、適切な発言ができず、『無責任な人』にみえます。集団になるときに自分がその一員である認識も低いです。一緒に頑張る気持ちを高めることが大事です。
チームの一員である責任感がない人の言動の例
集団の中での自分のポジションへの認識が低い
1人の個人としての「責任感」も乏しい