仕事をする社会人なら、1度は経験のあるミス。大小さまざまなものがありますが、仕事に慣れないうちや大損害を出してしまった場合は落ち込むこともありますよね。今回は、仕事でミスをしてしまったあなたに、立ち直り方と再発防止策をご紹介します。
仕事でミスをした……! まずやるべきことは?
気づいた瞬間に、サッと血の気が引く仕事のミス。
自分で気づいたにしても、人に指摘されたにしても、混乱してしまいますよね。
ですが、どんなミスであっても重要なのは「少しでも早い対処」。
まずはミスに気付いた時点で、しっかりと報告・連絡・相談をしましょう。
まずはホウレンソウ!
「ホウレンソウ」とは「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとったビジネス用語。
自分のミスを口にすることはとても勇気がいることですが、きちんと上司やお客様、取引先の方などに報告と連絡、そして相談をしましょう。
■ 報告のポイント
報告は、少しでも早く、そして正確にすることがポイントです。
重要なのは「私は〇〇だと思ったんですけど…」「〇〇さんが××と言ったんですけど~」というような主観や言い訳をいれないこと。
いわゆる「5W1H」(Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように))を明確にして、少しでも早く報告しましょう。
■ 連絡のポイント
上司など、報告すべき人に報告をした後は、関連する人たちに連絡を入れます。
ここでも、言い訳や原因の説明などは不要。
簡潔に、ミスが起こってしまったことを分かりやすく伝えます。
もちろん、きちんと「申し訳ございません」と謝罪も含めましょう。
■ 相談のポイント
仕事上でのミスは、何らかの形で取り戻す必要があります。
例えばお客様を怒らせてしまったのであれば、どうやって信頼を回復するのか。
損害を出してしまったのであれば、どういう回復を目指すのか。
上司や同僚としっかり相談して、方向性を見出しましょう。
ミスをしてしまった後は何をする?
ミスの報告と連絡、そして相談が終わった後は「謝罪」、そして「原因究明」、「再発防止策」が重要になります。
まずは謝罪
仕事上でミスをした場合は、何はなくとも謝罪が重要です。
ミスをしたことにより迷惑をかけたと思う人たちに、きちんと謝りましょう。
一度連絡を入れた相手でも、本当に迷惑をかけたと思った時には改めて謝罪の場を設けます。
その際には言い訳はせず、ただ誠実に謝ることが大切になります。
原因を読み解く
仕事で起こるミスにはおおむね、理由があります。
1つのミスの原因が、その人の思い込みや勘違いによるものなのか、うっかりミスなのか、あるいは避けようがないものだったのか、などをきちんと精査することが重要でしょう。
再発防止策を練る
仕事でミスをしてしまった時に重要なのは、同じミスを繰り返さないこと。
原因に応じて、同じミスをしないよう再発防止策を練る必要があるでしょう。
例えば、1人で全て見ていたことが原因なのであれば、ダブルチェックをするようにすることや、チェックリストを作って忘れないようにする、ツールを導入するなどが再発防止につながります。