天命漏らしという言葉を聞いたことがありますか?人間には予知能力があり、飛行機墜落を夢で知った人も現実に居ます。未来を知りたい思いがあるから、占い師の言葉や、予言、予知夢など、気になるところです。ただ、そういう方に、ぜひ気をつけていただきたいことがあります。今回はそういうお話をさせていただきます。
天命漏らしとは?
天命漏らしとは予知した未来を口外してはいけないという助言
天命漏らしとはいったい何でしょう?人は偶然または自ら求めて、自分の未来を覗いてしまうことがあります。きっかけはたまたま訪れた占い師による助言だったり、霊能者の予言や、自分自身が予知夢を見てしまうこともあります。それを誰かに話してしまうことを天命漏らしといいます。
天命を厳密に定義すると、土にかえるまでを言います。死後腐蝕したり、灰になったりする過程も天命に含まれます。突然姿を消す“神隠し”は、天命漏らしの報いとして、土にかえる時間をとられてしまったものだともいわれます。
天命漏らしの由来は『三国志』の諸葛孔明伝説から
天命漏らしの由来は『三国志』の諸葛孔明伝説です。「五丈原の戦い」で病に倒れた諸葛孔明は、自分の死期が近いことに気づきます。戦が終わるまでなんとか命をつなぎたい孔明は延命の祈祷を頼みした。異変を察した司馬懿はこれ幸いと戦を仕掛けてきます。なんとか持ちこたえていた孔明ですが、思わぬことが起こりました。
部下の魏延が祈祷の場に乱入してしまったのです!魏軍の攻撃開始を急ぎ知らせようと飛んできたのですが、そのせいで孔明病は人の知るところとなり祈祷は台無しになってしまいました。孔明はそれが天命と魏延を許し、間もなく亡くなります。自分の運命を予知した時、人に話すと寿命が縮むといわれだしたのはそれからです。
天命漏らしをするとどうなるか:占い師が予言した飛行機墜落
天命漏らしの禁を犯してしまうと、言った方と聞いた方双方の寿命の一部を差し出さなければなりません。知ってしまった未来へたどり着くためには、まだ時間がかかるのに、それを一足飛びにしてしまったことで、飛ばした時間をカットされることになります。
占い師が予言した飛行機墜落がぴたりと当たって、驚きましたね。けれども占い師は通常具体的なことは言いません。何故なら、未来を教えたら寿命をとられるのは、他人事でも同じだからです。そして天命漏らしは、伝えたほうと聞いたほうと、両方から同じだけの寿命を奪うことになります。うっかり助言もできませんね。
天命漏らしをしない方法6選
天命漏らしをしない方法①封印の札を貼る
自分あるいは他人の未来を知ってしまったら、誰かにしゃべってしまわないか、気が気ではないことでしょう。天命漏らしをしない方法1~2つ目は、聞いてしまった時の対処法をご紹介します。
天命漏らしをしない方法1つ目は、神社でお札をもらうことです。参考までに陰陽師安倍晴明の27代目安倍成道のブログがあります。その未来の情報が人に漏れるのを防ぐために、手書きのお札があります。お札には封印する力があります。飛行機墜落のような悲劇も事前に防ぎ得るのがお札の力です。
突然の飛行機墜落のように自分や他人の寿命をとられるという悲劇を起こさないようにするため、未来を知ってしまったことで受ける災いを封印していただくのです。お札は秘密を守る北側の高い所に祀りましょう。
天命漏らしをしない方法②秘密厳守!玄武の力を借りる
天命漏らしをしない方法2つ目は、玄武の力を借りることです。玄武は四神の中では北を守る神です。風水専門店で玄武のグッズを購入するといいでしょう。風水では北と黒は玄武の象徴で、北に黒いものを置くと秘密を守りたいときの味方になってくれます。北は位の高い方角ですから、神祀りをするのに最適です。
玄武の力は、あなたが知ってしまった秘密を誰かに聞かせることを防ぎます。青龍、朱雀、白虎、玄武という四神について書かれていますので、身を守るためにうまく活用していただきたいと思います。合わせてご覧ください。
天命漏らしをしない方法③玄関に八角鏡を飾る
天命漏らしをしない方法3~6つ目は、天命を聞かないようにする予防方法をご紹介します。好奇心から身を亡ぼしたりしないよう、お気をつけくださいね。
天命漏らしをしない方法3つ目は、玄関に八角鏡を飾ることです。八角形は風水では完全な形とされ、風水グッズで板上の物といえば八角で作られています。森羅万象からプラスのエネルギーを得るといわれ、その中でも八角の鏡は大吉とされます。玄関に八角の鏡を置くと、災いを跳ね返してくれます。
八角の鏡は、もしも頼みもしないのにあなたの未来を占ってきたオッチョコチョイの人がいても、それをあなたの耳に入らないようにしてくれます。あなたは心患うことなくいられます。天命漏らしの抜け道は、知った時に人に話さなければよいということです。
天命漏らしをしない方法④家の四隅に盛り塩をする
天命漏らしをしない方法4つ目は、家の四隅に盛り塩をすることです。これは家の中の空間を清め、余計なものをはじく、おまじないのようなものです。余計な情報も入る前に止めてくれます。
何かの集まりに、おしゃべりな人だったり、占い好きで知識を披露したい人が来ることがあるでしょう。あなたの運命を親切で占ってくれていることもあります。そういった余計な情報もシャットアウトしてくれます。
天命漏らしをしない方法⑤具体的な助言をする占い師のところへ行かない
天命漏らしをしない方法5つ目は、具体的なことを詳細に話す占い師は避けるということです。飛行機墜落という最悪の天命を予言し、見事的中した人もいましたが、多くの占い師は相談の答えを、輪郭は伝えても微に入り細にわたっての助言はせず、日付や時刻などはまず教えません。それはきちんと勉強しているからです。
天命漏らしを知っていれば、お客様の命を縮めることは、極力避けようとするでしょう。運命は努力したように実ります。ただ、それは適性のある場合で、苦手なことを頑張っても得意な人ほど結果が出ません。その最初の選択を手伝ってくれるのが占いなのです。いくらでも変えようがあるのが未来で100%の予言はありません。
天命漏らしをしない方法⑥未来を予知したら絶対に口外しない
天命漏らしをしない方法6つ目は、自分の未来を予知したら絶対に口外しないことです。天命漏らしは人に言わなければ成立しませんから。占い師のところへわざわざ行かなくても、直感だったり、予知夢をみることはあります。ただそれは口外してはいけません。大宇宙の約束事を興味本位で覗いたり口にしてはいけないのです。
未来というのは、まだ何も起こっていないものです。「このままだとこうなる」と「努力すればこうなる」は全く違う結末になるでしょう。確信のないことを人に言ってはいけないのは、天命漏らし以前の問題です。