レインボーチャクラとは、スピリチュアルに馴染みのある人でもあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、虹や人間のチャクラとどのような関係があるのでしょうか。今回はレインボーチャクラの意味や色の順番、虹の意味やスピリチュアルとの関係について解説します。壁紙や待ち受けを虹色にした場合の効果も紹介しています。

レインボーチャクラとは?

チャクラとは人間の体にあるエネルギースポットのこと

チャクラとはサンスクリット語で、円輪を意味します。ヒンドゥー教や、身体エネルギーの活性化を目標とするハタ・ヨーガでは、エネルギー(プラーナ)はエネルギースポット(チャクラ)を通じて人間の体に取り込まれ、肉眼では見えない経路(ナーディ)を通って体全体に行き渡ると考えられています。

レインボーチャクラとは人間が持つチャクラ全体の色

人間の体にある7つのチャクラ

第一チャクラ:尾てい骨(会陰の少し上辺り)

第二チャクラ:丹田(おへそから指3本くらい下)

第三チャクラ:みぞおち

第四チャクラ:胸の中央

第五チャクラ:のど(首の付け根中央部)

第六チャクラ:眉間

第七チャクラ:頭頂

一般的に、人間の体のチャクラは7カ所にあると言われています。この7つのチャクラにはそれぞれ色があり、それは虹色と同じ赤橙黃緑青藍紫であるとされています。レインボーチャクラは一つのチャクラの名称ではなく、人間が持つチャクラの色の総称のことです。

POINT

現在のチャクラの概念は20世紀に作られたもの!

実は伝統的なインドのヨーガでは、チャクラは6つとされており、頭頂のチャクラは含まれていません。また7色という概念も、1920年代にイギリスの神智学的思想家が唱えたものなので、伝統的に語り継がれたわけではないのです。ちなみに、伝統的なハタ・ヨーガと現在広まっているハタ・ヨーガも別物であると言われています。

レインボーチャクラの色の順番は?

レインボーチャクラの色の順番①赤色

レインボーチャクラの色の順番、1番目は赤色です。赤色は人体の一番下、尾てい骨付近にある第一チャクラを象徴する色です。第一チャクラは大地からのエネルギーを受け取る土台のような役割を持っており、生命力に影響する重要なチャクラです。

赤色は、パワフルなエネルギーや情熱を表す色です。闘争心や行動力を増加させ、気持ちを高揚させる効果があり、戦いの色・勝利の色として使われることがあります。また、赤色は火の色でもあります。火は穢れを焼き払って浄化する力があることから、赤色は神聖な色として慶事や神事にも使われています。

レインボーチャクラの赤色には、「現実」や「地に足をつけて生きる」という意味があります。第一チャクラが正常に働いていれば、目標達成に向けて行動を起こしたり、夢の実現まで努力し続けるというやる気・集中力を発揮することが出来ます。

レインボーチャクラの色の順番②橙色

レインボーチャクラの色の順番、2番目は橙色です。橙色は下腹部、おへそから指三本くらい下のあたりにある第二チャクラを象徴する色です。第二チャクラは、どんな人生を送るか・どんな自分になりたいかという人生観、情緒や感情、人と交流する時の姿勢に影響します。

橙色は、興奮や刺激、高揚した気持ちを表す色です。例えばパーティなどでたくさんの人と知り合って楽しく過ごすような、非日常的な楽しさや刺激を意味しています。その一方で、寂しさ・トラウマ・依存というネガティブな意味も持ち合わせています。

レインボーチャクラの橙色には、「創造力」や「人間関係を大事にする」という意味があります。また、第一チャクラの赤色を含むことから生命エネルギーとも関係があり、健康や活力、自信にも影響するため、第二チャクラが正常に働いていれば、心身のバランスが取れ、生き生きと自分の目的に向かうことが出来ます。

レインボーチャクラの色の順番③黄色

レインボーチャクラの色の順番、3番目は黄色です。黄色は、みぞおちのあたりにある第三チャクラを象徴する色です。第三チャクラは自信と勇気を司るといわれ、個性や好奇心、感情に影響します。

黄色は、華やかさや開放的な明るさ、自己主張といった意味を持ちます。外交的でコミュニケーションが得意であったり、リーダーシップを発揮するような人を表す色でもあります。また黄色は知性や集中力・判断力に働きかけますので、勉強に取り組んだり、仕事で成果をあげたいときに取り入れると良いでしょう。

レインボーチャクラの黄色には、「自分の意志で決める」という意味があります。第三チャクラが正常に働いていると、自分の個性を発揮し、自分で道を切り開いていく意欲を持てるようになります。しかし第三チャクラが不安定だと、自分の考えに固執したり、周囲の意見が聞けなくなったりするので注意が必要です。

レインボーチャクラの色の順番④緑色

レインボーチャクラの色の順番、4番目は緑色です。緑色は、胸の中央にある第四チャクラを象徴する色です。第四チャクラは、バランス・調和を司り、愛と許しなど対人関係の調和や、平和・思いやりなど人と世界との調和に影響します。

緑色は、リラックスや癒し、安定感、安心感を表す色です。気持ちを穏やかにし、自然体でのびのびとした自分でいられるような落ち着きを与えてくれます。また、緑色は若葉を連想させる色でもあり、健康的で穏やかな明るさや若々しさなども意味します。

レインボーチャクラの緑色には、「愛」「平和」「助け合い」などの意味があります。第四チャクラが正常に働いていれば、人と友好的な関係を築いたり、人や自然に愛情や優しさを注いだり、心身ともに健康的で安定した生活をおくれるようになります。

レインボーチャクラの色の順番⑤青色

レインボーチャクラの色の順番、5番目は青色です。青色はのどの下の方、首の付け根中央部にある第五チャクラを象徴する色です。第五チャクラは、表現やコミュニケーション、思考に影響します。

青色は、冷静さ・理性・知的といった意味を持ちます。また、爽やかさと誠実さを表す色でもあります。ビジネスシーンでうまく取り入れると、礼儀正しく信用できる印象をあたえることが出来ます。

レインボーチャクラの青色には、「コミュニケーション」や「言葉による自己表現」などの意味があります。第五チャクラが正常に働いていれば、自分の考えを人に伝えたり、感情をコントロールし冷静にコミュニケーションをとることが出来るようになります。

レインボーチャクラの色の順番⑥藍色

レインボーチャクラの色の順番、6番目は藍色です。藍色は、眉間にある第六チャクラを象徴する色です。第六チャクラは、直感や霊感、インスピレーション、冷静な判断力を司り、芸術性や創造性、危機管理能力などに影響します。また、人体の上から二番目に位置しているため、高い精神性も表しています。

藍色は、直感力や洞察力など「本質を見る」力を表す色です。特に、自分の内面と向き合ったり、物事の本質を見通したいときに効果的です。また、高級感や神秘的なイメージを持たせたい時に使われることもあります。

レインボーチャクラの藍色には、「内の深い部分と繋がる」「インスピレーション・霊感」「深い愛情・人間愛」などの意味があります。第六チャクラが正常に働いていれば、自分の内面の奥深くにある「心の声」を直感としてキャッチし、本当に向かうべき方向に進むことができるようになります。

レインボーチャクラの色の順番⑦紫色

レインボーチャクラの色の順番、7番目は紫色です。紫色は人体の一番上、頭頂部にある第七チャクラを象徴する色です。第七チャクラは他のチャクラに比べて特殊で、神性や高次元の意識との繋がり、神秘、カリスマといった性質を持っています。身体の次元を超えているため、チャクラとして数えられないこともあるようです。

紫色は、高貴・神秘的・スピリチュアルなどの意味を持ちます。紫色は古今東西を問わず高貴な色として扱われますが、これは紫色の染料は採取できる量がごく僅かで、希少価値が高かったためです。

レインボーチャクラの紫色には、「カリスマ」「一体感」「無条件の愛」などの意味があります。第七チャクラは神や高次元の意識との繋がりがあることから、すべては一つであり、無条件の愛に満ちているという考え方になっています。この第七チャクラについては、こちらで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

虹色とスピリチュアルの関係は?

虹色とスピリチュアルの関係①虹は幸運の象徴

虹色とスピリチュアルの関係1つ目は、「虹は幸運の象徴」というものです。ハワイでは虹を見る機会がとても多いそうですが、大昔には虹がなく、伝説上の小人族メネフネが虹を作ったと伝えられています。そんなハワイでもダブルレインボー(二重の虹)は珍しいようで、幸運の象徴と言われています。

QUOTE

【ハワイのことわざ】Ole Ua, ‘Ole Anuenue.(オレ・ウア、オレ・アヌエヌエ)=雨が無ければ、虹はない。 引用元:TRIP by mahala Mall

上記のハワイのことわざは「嫌なことがあっても、その後にきっと良いことがある」という意味だそうです。ここでも虹は幸運の象徴とされています。独特な響きと不思議な魅力を持つハワイ語にぜひ触れてみてください。

虹色とスピリチュアルの関係②虹は龍の化身という意味

虹色とスピリチュアルの関係2つ目は、「虹は龍の化身という意味」というものです。「虹」という字の虫偏ですが、虫という字はヘビの象形文字で、マムシなどの毒のあるヘビを指していました。そして、工という字は横にかかるという意味があります。つまり虹は「空に横たわる大きなヘビ」という意味なのです。

そのため、古代中国では虹は「天にいる大きなヘビ、すなわち龍の一種である」と考えられていました。虹という漢字にはこういった成り立ちがありますし、何よりも虹色は7つの色が一つになった奇跡的で神秘的な色ですから、現在でもスピリチュアルの世界には「虹は龍の化身で神様の使いである」と考える人がいるようです。

虹色とスピリチュアルの関係③壁紙や待ち受けを虹色にすると夢が叶う

虹色とスピリチュアルの関係3つ目は、「スマートフォンの待ち受け画面やパソコンの壁紙を虹色の画像にすると、夢が叶う」というものです。虹色には人間のチャクラの色が全て含まれていますので、壁紙や待ち受けで頻繁に虹色を見ることでチャクラが活性化され、夢の実現につながるという考え方のようです。

スピリチュアルに抵抗がある人でも、待ち受けや壁紙を虹色の画像にするだけなら、試しやすいのではないでしょうか。特にスマートフォンの待ち受け画面は気軽に設定できそうです。虹そのものでなくても、自分が好きな花やお気に入りの風景に虹色のフィルター加工をしたものを壁紙や待ち受けにしても良いでしょう。