結婚を将来の夢として考えている人や、就職したらなるべく早めに結婚したいと思っている人もいるでしょう。就職したばかりの社会人1年目に結婚すると、現実的にどんな心配事が考えられるのか、またそれを乗り越えて結婚を実現すると、どのようなメリットがあるのかまとめてみました!
就職してすぐ結婚!は早過ぎる?
テレビやネットなどで“晩婚化”が報道として取り上げられて久しいですが、その実態をご存じでしょうか?
厚生労働省の人口動態統計によれば、2017年時点の平均初婚年齢は男性31.1歳、女性29.4歳で男女の平均は30.7歳。やはり晩婚化は依然として続いており、大学や専門学校などを卒業して20代前半のうちに結婚するというのは、平均から見るとかなり早いと言えそうです。
また、ソニー生命が2019年に行った社会人1年目・2年目の若者を対象にした意識調査では、何歳までに結婚したいかという設問への回答(平均年齢)は、男性が30.6歳、女性が29.2歳で男女平均では29.9歳という結果が出ています。これは統計上の平均初婚年齢とほとんど差異がない数字ですね。
とはいえ、平均的な年齢よりずっと早く結婚するカップルがいるのは事実ですし、そのメリットも多くあります。
学生時代から長く付き合っているパートナーと「就職が決まったら結婚しよう」と約束している人もいるかもしれませんね。成人し親元を離れて自立するようになったら、何をするのも自己責任。結婚を考えているなら、本当に今がベストのタイミングなのかをよく検討した上で準備を進めて行きたいところです。
早い結婚にはどんな心配事が考えられる?
結婚はおめでたいことですが、個人ではなく家族の一大イベントであり、たくさんのお金が必要になることもあります。勢いだけで決めてしまわないように、直面するかもしれない心配事を考えておきしょう。
結婚には費用がかさむ
結納や婚約指輪に結婚指輪、結婚式、新婚旅行に新居の用意……。2人の新しい門出には、現実的に多くのお金がかかります。
「籍を入れるだけ」「新居にはお互いの荷物を持ち寄る」「両家親族からのお祝いを期待できる」という場合もあるでしょうが、人生にそう何度もない「結婚」に関するイベントを行いたいなら資金をしっかり準備しておきたいところ。
例えば、東京で結婚式・披露宴を行う場合、「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると平均して400万円近い費用がかかるとされています。パートナーとの結婚式は一生に一度の大切な思い出ですから、納得いくかたちにしたいもの。費用と理想のバランスを考えて計画を立てましょう。
周りから理解を得られないことも
社会人1年目、22歳くらいでの結婚となると、特に年配者からは未熟だと思われて心配されることもあるでしょう。相手の家族にすぐに結婚の許可をもらえないこともあるかもしれません。
軽い気持ちではなく真剣に結婚したいという気持ちを伝えることが大切です。上司への報告は、挙式の3ヵ月前が目安とも言われています。披露宴で祝辞やスピーチをお願いする場合には、報告と同時に伝えましょう。
また独身者であれば、夜遊びや旅行など自分のために時間やお金を使えるかもしれませんが、結婚すると独身時代と同じように身軽に遊ぶことはできなくなる可能性も頭に入れておきたいですね。