20代のみなさんは、毎月どれくらい貯蓄していますか?例えば、“大台”とも言われる1,000万円の貯蓄を新卒のビジネスパーソンが20代のうちに達成したい場合、単純計算で8年間毎月10万5,000円程度を積み立てることが必要です。果てしない道のりにも思えますが、まずは自分のお金の使い方を振り返り、どのようにお金と付き合うべきか考えることからはじめてみませんか。

1.いつも財布の中をきれいに!

買い物をしたあとのレシートがそのまま残っていたり、使用していないカード・会員証・割引券などで財布がパンパンになっていませんか?

お金を貯めるためにも、財布の中は日頃からきれいにしておきましょう。いつもきれいにしておくということは、財布の中身を把握し「自分が何にお金を使っているか」をしっかりと意識するということにつながります。

またレシートをチェックすることで、「無意識にコンビニでお菓子を買っている」「今週は外食が多かった」なども認識しやすくなります。こまめに支出を確認することは、出費をコントロールすることにもつながるでしょう。

お財布の中をきちんと整理して「今いくらお金が手元にあるのか」「どんなことにお金を使っているのか」把握するように心がけましょう。

2.読書することで、浪費を防止?

ストレスがたまって衝動買いをしたり、つい食べすぎたり……誰しも一度は、こういった無駄遣いの経験があるのではないでしょうか。

2009年にイギリスのサセックス大学で行われた研究では、6分間読書した人とそうでない人を調査。読書した人のほうが最大約68%もストレスが低下するという結果が出ました。

つまり読書は、自分の知識を高めるだけでなく、ストレスを抑えてくれると言えます。ストレスが抑えられれば、それにともなった無駄遣いも減らせるはず。ストレスを解消しながら、将来身につけるべき知識を学ぶ機会にもなりますね。

「お金を貯める」というと節約ばかりに意識が向きがちですが、読書により知識の向上で収入アップを実現できれば一石二鳥と言えるでしょう。

3.依存性の高いものに手を出さない!

タバコや葉巻などを「嗜好品」として楽しめているうちは問題ありませんが、依存してしまうのは精神的にも金銭的にも気をつけたいところです。

他にもギャンブルなど、依存性のある行為が習慣化してしまうと、これから先もずっとそれらに関してお金がかかることになるでしょう。

これらのお金を貯蓄に回すだけでも節約できますし、健康リスクを下げることは将来的に医療費の負担を減らすことも期待できます。最初から手を出さないというのは賢明な判断と言えるでしょう。