少子高齢化の日本では、将来の年金に対する不安がよく語られます。

私たちは支払う年金保険料に対し、老後にどれくらいの年金を受け取れるのでしょうか。原則20歳以上60歳未満の全員が加入する「国民年金」について、大まかに計算してみましょう。

公的年金の仕組み

私たちが加入する公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2つです。働き方などによって1~3号の3つの被保険者区分に振り分けられ、国民年金には全員が、厚生年金には第2号被保険者のみが加入します。

1.結局、国民年金はいくら払って、いくらもらえるのか?

よく「国民年金は自営業者の年金」といわれますが、実際には原則全員が加入しており、自営業者だけの年金というわけではありません。

いくら支払ってる?

会社員などの第2号被保険者の場合、国民年金の保険料は厚生年金保険料に含まれ、収入に応じて変動します。また第3号被保険者に自己負担はありません。

自営業者などが該当する第1号被保険者の場合、保険料は一律で決まっており、2022年度は毎月1万6,590円です。

【第1号被保険者の国民年金保険料(2022年度)】
・月1万6,590円