一人暮らしでのプライバシーは守られながら最新家電のそろう共用ラウンジで、世代や性別、国籍を超えたコミュニティが広がる「ソーシャルアパートメント」。毎日がまるでドラマのようなライフスタイルを実現できる新しい暮らし方です。コミュニケーションが生まれ、アイデアが広がり、それを実現する仲間が増え、そこから恋が生まれる……なんてこともあるかもしれません!そんな新しい住まいの形を紹介します。
住んでいる人同士の交流が生まれる“SNSのリアル版”
「ソーシャルアパートメント」は、マンション内の共用のラウンジやキッチンなどの交流スペースから住んでいる人同士の自発的なコミュニケーションが生まれる、いわば“SNSのリアル版”のような仕組みです。
写真のように自室に入れば、一人暮らしのマンションと同じくそこは完全なプライベート空間になっています。そのためシェアハウスとは違い、プライバシーはしっかり保たれ間取りも自由に選択可能です。
一方で「誰かと話したいな」というときにはラウンジが有効に活用できます。共有スペースはいつも清潔に保たれていて快適ですよ!一人暮らしのマンションではなかなか実現しない、ワンランク上の暮らしが実現するでしょう。居住者は20代後半~30代前半の男女が中心です。
1.マンションの中に映画館!?「ネイバーズ武蔵中原」
一般的にシェアハウスは「節約」を目的として1棟の中の空間を「分割」し、複数の人で賃貸するシステムです。一方ソーシャルアパートメントは、交流を目的として1棟の中に空間を加え「複数の人で賃借する」という発想から生まれています。
つまり、交流目的で居住者が集まって各々プライベートはしっかり確保しつつ、隣人とのコミュニケーションも楽しめる、シェアハウスと一人暮らしの良いとこ取りといえるでしょう。
居住者同士の自発的な「交流」を生むため、各ソーシャルアパートメントにはさまざまなテーマが設定されています。特に人気が高いのが「シアタースペース」のある物件です。
例えば神奈川県川崎市の「ネイバーズ武蔵中原」には、映画館を思わせるシアタースペースがあります。実際に映画館で使用されているものと同じ椅子が設置され、スクリーンや音響ともに一人暮らしの住まいでは実現できないハイレベルな環境です。その中で毎日さまざまな映画が楽しめるとあっては、映画好きにはたまりません!
【基本情報】
ネイバーズ武蔵中原
住所:神奈川県川崎市中原区下小田中6-7-1
アクセス:JR南部線「武蔵中原駅」より徒歩約13分
賃料:5万2,000~7万円(最多賃料帯:6万1,000円)
2.最新家電がそろう共有ラウンジ「ネイバーズ東十条」
2020年3月21日にオープンしたのが東京都北区の「ネイバーズ東十条」。「COFFEEからはじまる、小さな生活革命」をコンセプトに、共有ラウンジには写真のようなコーヒー専用のスペースがあります。
一人暮らしでは高価格だったり置き場所がなかったりして自由に買いそろえることができないコーヒーマシンや最新家電が自由に使えるのもソーシャルアパートメントの魅力です。
共有キッチンには食器や鍋などはもちろん、バルミューダのトースターや燻製オーブンなど質の高い家電や調理道具がそろっています。
ここでは「毎日飲む1杯のコーヒー」をきっかけにそれまでのネットワークを超えたさまざまな人たちとの出会いや交流、国籍・言語を超えたコミュニケーションを企図。そのため「住む」だけでなく「生きる」うえでの多様な可能性の広がりが期待できるのです。
1杯のコーヒーから会話が生まれて、恋が芽生える……なんてこともあるかもしれませんね!実際にここでの出会いから結婚を決めて2人でソーシャルアパートメントを卒業……した人もいるそうです!
【基本情報】
ネイバーズ東十条
住所:東京都北区東十条2-14-13
アクセス:JR京浜東北線「東十条駅」より徒歩約4分
賃料:7万3,000~8万2,000円(最多賃料帯:7万8,000円)