黒猫は昔から不吉な象徴とされてきました。しかし実は、幸運の福猫とも呼ばれ親しまれているのです。迷信では黒猫を見たり、横切ると縁起が悪いなどと言われていた黒猫ですが実は幸運を意味し幸せを運んでくる猫なのです!今回は黒猫の行動が意味するジンクスについて解説していきます。後半では白猫についても一緒に詳しくご紹介していきますので、ぜひチェックしてみて下さいね。
黒猫にまつわる迷信やジンクス 5選|黒猫が横切るのを見ると幸運になる?
①黒猫が横切ると幸運が訪れる意味がある
最近では、黒猫の愛らしさや瞳が大きくクールなその姿で猫好きな方は家猫として飼う方も多いかと思います。しかし、黒猫には縁起が悪いなど悪い迷信やジンクスが多く存在します。有名な迷信やジンクスとして、黒猫が目の前を横切ると縁起が悪いと言う話があります。
有名な迷信やジンクスとして、黒猫が目の前を横切ると縁起が悪いと言う話があります。そのような迷信やジンクスの多くは、欧米からの影響である事が大きいと言われています。実際は、日本では魔除けや幸運を招く福猫として呼ばれており、黒猫が目の前を横切ると幸せが訪れると言われています。
②黒猫が玄関先に現れると縁起が良い
また、黒猫が玄関先に現れると縁起が良いと言う話も存在します。日本同様に、西洋でも黒猫は幸運を運ぶ象徴とされ、自宅の玄関先に黒猫が現れるとその家が長く繁栄すると信じられています。
このように、黒猫は不幸を招く象徴としてではその国によっては幸運をもたらす幸せの象徴、福猫として多くの人々に親しまれているのですね。
③黒猫を見ると幸運が訪れる
幼い頃、きっと誰もが黒猫を見ると不吉な事が起こると信じていたでしょう。しかし、そんなものは人間が作り出した迷信やジンクスに過ぎず実は黒猫は人を幸せにするとても縁起の良い存在なのです。
1人夜道を歩いていて、黒猫を見かけると何か嫌な予感がしたり不安に駆られたりする経験があるかと思いますが。実際は、黒猫を見ると幸運が訪れると言われていたり、または幸運が訪れる前触れとも言われています。
黒猫に限らずですが、猫は夜行性ですので暗闇でも目が利き魔除けや厄除けとも呼ばれています。ですので、あなたを何かしらの厄から守ってくれたのではないでしょうか?
④黒猫を飼うと結核が治る
黒猫の迷信に関して、江戸時代では黒猫を飼う事で結核や病気が治ると信じられていました。黒猫には、厄除けと言う意味があり江戸時代の人は病人や結核を患っている人に黒猫を飼わせ病気を治していたと言われています。
しかし、それは迷信に過ぎず時代の風潮と共に黒猫は不吉な存在、不幸を招き入れるとして人々から懸念されるようになってしまいました。
⑤黒猫は商売繁盛の象徴
黒猫に関して昔から、縁起が悪い迷信やジンクスが多い中。黒猫の長いしっぽが、お金をかき集めてくれるとして商売繁盛の象徴と言われています。江戸時代、人々は黒猫は厄除けや魔除けを意味を持ち長いしっぽを使ってお金をかき集めて店を繁盛させてくれるとして、商売繁盛の象徴としました。
黒猫が縁起が悪いと言う迷信やジンクスが生まれた理由
①魔女の使い魔
黒猫は国によっては不幸の象徴や縁起が悪いとして、人々からのイメージは悪い所もあるでしょう。では、そのような迷信やジンクスの根源は一体何なのでしょうか?
まず原因の1つとして上げられるのは、西洋での御伽話などで黒猫が魔女の使い魔だとされている事です。黒猫は真っ黒な毛に被われ、とても不気味な存在と怖がられていました。しかし、魔女にとってはそのような存在は生贄の効果があるとされ、しばしば魔女の儀式に使用されていたそうです。
その後、魔女裁判で黒猫は邪悪な存在として罰せられ魔女と共に焼き殺されてしまいました。そのような出来事から、黒猫は邪悪な不幸を招く象徴とされてしまったのです。
②イタリアの歴史
また、イタリアでは近年まで数万匹と言われるほど黒猫が殺害されていました。上記のような不幸なイメージを信じる人々によって、罪なき命が失われていたのです。しかし、そのような風潮は生き物に対する冒瀆だとし動物愛護団体が署名を募り黒猫は意味もなく殺処分される事はなくなりました。
しかし、迷信やジンクスだけを信じ込み生き物を殺すと言う残虐な行為を行ったとしてイタリアでは戒めの意を込めて11月17日は猫の日とされる事になったのです。
③悪魔の化身
黒猫は、国によって悪魔の化身と蔑まれる事もあります。まるでカラスのように、真っ黒で不気味な存在な為不吉で良くない事を招くと言われていました。黒猫は街中の人々を殺し、殺した相手に化けると言う迷信まで流れ始め多くの人々から恐れられた存在になってしまったのです。
黒い蝶は見るからに、不気味で黒猫と同じく迷信やスピリチュアルなメッセージがあるそうです。
④父と息子のエピソード
上記でも説明しましたが、黒猫が目の前を横切ると不幸が訪れると言う迷信も中世のヨーロッパからきていると言われています。父と息子が夜道を歩いていると、目の前に黒い物体が現れ驚いた父と息子はその黒い物体目掛けて石を投げつけたのです。
石を投げつけられたのは黒猫で、傷だらけにケガをした黒猫は近くの女が住む家に逃げ込みました。しかし、父と息子はその女は魔女で黒猫に化けていたと街中に言いふらしてしまったのです。そのような出来事があり、黒猫は魔女の分身=不吉な象徴と言う迷信になったとされています。