シンプルな店内で、BGMもなしのワケ
――おはぎだけではなく、お店の外観もおはぎやさんとわからないオシャレな作りになっていて驚きます。
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小川「7種類のおはぎしか販売していないので、7個のおはぎをじっくり見てもらえるようにとにかくシンプルな店内にしています。店内はBGMも流していなくて無音です。デリカテッセンのお店は、ワインや惣菜・雑貨などをとにかく賑やかに並べて華やかさを演出しているので、その180度真逆のものをやってみたいという思いでお店を作りました」
出張店舗を出して地方の人にも届けたい
――今後、タケノとおはぎで挑戦してみたいことなどありますか。
小川「コロナ禍以前は海外からのお客様がたくさん来てくださり、海外の方にもおはぎというジャンルの食を知っていただきたいと思ったのですが、コロナ禍で海外からのお客様はほぼいなくなってしまいました。ただ、SNSでタケノとおはぎを知ってくださる国内のお客さまが増えて、『東京に住んでいないので、いつか食べたい』『地方でも売ってください』というお声をたくさんいただくようになりました」
――たしかに、東京の店舗でしか買えないので配送して欲しい方はたくさんいらっしゃると思います。
小川「タケノとおはぎでは保存料などを使っていないので、日持ちがしないのと繊細なデザインをしているのでどうしても配送ができないのです。ですので、地方に住んでいらっしゃってタケノとおはぎが食べたいと言ってくださるお客さまに、出張店舗などを出してタケノとおはぎを届けることは近い将来やってみたいです。まずは国内で待ってくださっている方にお届けしたいと考えています」