「苦手な人は?」への具体的な7つの回答例
ここでは、面接で「苦手な人はいますか?」と聞かれたときの、具体的な回答例を紹介します。
苦手とする人物像は人によって異なるので、自分に近いと思う回答例を参考に準備をしていきましょう。
1.「時間にルーズな人が苦手」
私は時間にルーズな人が苦手です。
大学時代、いつも待ち合わせに遅れる友人がいました。
私と2人のときならまだしも、複数人で待ち合わせをしているときに遅刻をされるとみんなの時間を奪う事になります。
迷惑がかかるので良くないと感じていました。
そこで、時間にルーズな人と待ち合わせする際は、予定時間より前の時間を伝えるように工夫をするようにしています。
もちろん仕事の中でも、時間にルーズな人がいないとは限りません。
その場合、遅刻をして周りの人に迷惑をかけないよう、スケジュール管理を徹底することや、約束の時間から遅れないように余裕を持って行動するといった心がけをしていきます。
2.「協調性がない人が苦手」
私は協調性のない人が苦手です。
学生時代、バスケ部に所属していましたが、チームメイトに協調性のない人がいました。
チームメイトは確かに運動神経が抜群でテクニックも優れていましたが、全体練習には全く参加せず、いつも一人で練習をしていました。
バスケはチームプレーなので、一緒に練習する時間が短いことが原因で連携がうまくいかず、なかなか試合に勝てませんでした。
このときは、「なんで一緒に練習に参加しないんだろう」と他の部員と文句を言うことしかできなかったのですが、今思えば、一緒に練習しなかった彼の意見や気持ちを聞いてみればよかったと反省しています。
個の力がどれだけ強くても、チームや組織で取り組む以上は、チームワークが欠かせないと痛感しました。
今後、協調性のない人がいた場合、その人を孤立させてしまわないよう、なるべく積極的に話しかけたり、チームワークや連携が取れるように工夫したりしていきたいと思っています。
3.「ネガティブな人が苦手」
私はネガティブな人が苦手だと感じます。
アルバイト先の従業員仲間で、「そんなことをやって何になるんだ」「面倒くさい」「自分には無理」などとネガティブな発言ばかりをする人がいました。
せっかく「新しい取り込みをしよう」と気持ちが盛り上がっている中、ネガティブな発言をすることで、その盛り上がりに水を指すことになってしまうと感じました。
人の気持ちや考え方はそれぞれですので、変えることはできないかもしれません。
それでもネガティブな発言を聞いたときは、「そういう意見もあるかもしれないけど、こういう風な気持ちで頑張ってみようよ」など、なるべく前向きな気持になってもらえるような言葉をかけるようにしていました。
その結果ネガティブな発言が減り、チーム全体の雰囲気も良くなりました。
仕事においても、この経験は活かせると考えています。
例えばチームの中にネガティブな発言をする者がいれば、前向きな気持ちになるような言葉がけを行い、雰囲気を壊さないような行動を自ら取っていきます。
4.「悪口を言う人が苦手」
私は悪口を言う人が苦手です。
学生時代、いつも悪口を言う友人がいました。
「あの人は〇〇だ」「〇〇さんは△△だ」など、色々な人に対して悪口を言っていました。
悪口を聞かされると、こちらも嫌な気持ちになって気が滅入ってしまいます。
また、誰にでも悪口を言う友人は、周りからもあまり信用されていませんでした。
あるときに思い切って「なぜ悪口を言うのか」と話を聞いてみたところ、友人自身が不満や不安を抱えていることがわかりました。
そのため、じっくりと話を聞いて寄り添ったり、「〇〇さんにも△△な良いところがあるよ」など視点を変えるような言葉をかけたりしていました。
しばらくすると悪口は減っていき、友人との会話を純粋に楽しめるようになりました。
社会に出ても悪口や文句を言う人はいると思います。
相手にしないという対処法もありますが、何かしらの原因や理由があるかもしれません。
なぜそのような発言をするのかヒアリングし、相手に歩み寄る行動を取るようにしたいと思います。
5.「約束を守らない人が苦手」
私は約束を守らない人が苦手です。
ボランティア活動でリーダーをしていたとき、仕事をお願いすると「すぐにできます!」と返事をするものの、期限が近くなっても全く進んでおらず間に合わないというメンバーの対応に苦労した経験があります。
チームにおいては、約束を守れない人がいると計画通りに作業が進まなくなり、メンバー全員に迷惑がかかってしまいます。
そこで、仕事をお願いするときには作業のスケジュールを作成してもらい、こちらから定期的に進行具合を確認するようにしました。
その結果、チーム全体の仕事をスムーズに進めることができました。
約束を守らない、あるいは守れないという人に対しては一方的に責めるのではなく、どうしたら守れるようになるのか、一緒に工夫しながら考えていきたいと思っています。
6.「上から目線の人が苦手」
私は上から目線の人が苦手です。
学生時代のアルバイト先に、上から目線の先輩がいました。
常にキツイ言い方をする先輩が怖く感じ、委縮してしまっていました。
先輩と2人で仕事をするときは緊張からミスをすることもあり、怒られてまた緊張してしまうという悪循環に陥っていた時期もありました。
しかし、このままではいけないと、あえて自分から先輩とコミュニケーションをとったり、どんな状況でも落ち着いて仕事ができるようにしっかりと準備をするようにしたりと工夫してみました。
落ち着いて仕事ができるようになると、先輩に対する恐怖心や苦手意識がなくなり、関係も良くなっていきました。
自分自身が過剰に緊張や委縮をしていたことが、先輩の言動の原因だったことに気付いたのです。
上から目線の人に対しては距離をとってしまいがちですが、こちらから歩み寄ってみたり、堂々と落ち着いて仕事をこなしたりすることでうまく付き合いやすくなると学びました。
7.「苦手な人が先輩・上司だったら?」
もし苦手な人が上司だったら、業務以外の基本的なコミュニケーションもしっかりと丁寧に行うように意識していきたいです。
あいさつなどのコミュニケーションは、苦手意識を持っている相手に対してはぎくしゃくしてしまいやすいためです。
いつも以上に笑顔や丁寧な対応を心がけることで、お互いに気持ちの良い付き合いができると考えます。
また、機会があれば上司が仕事に対して大事にしていることや仕事の経験談などの話を聞かせていただき、人となりを理解することに努めたいです。
それによって、上司の立場や視点に立って仕事や自分を見つめることができると考えます。
苦手と感じていた言動にも、理由や意味が込められていることに気付くかもしれません。
上司との関係がスムーズでないと、仕事に影響を与えてしまいます。
苦手だからこそ積極的に自分から歩み寄り、うまく付き合っていきたいです。