あなたはタロット占いを実際に体験してみた事がありますか?今やネットやスマホなどで簡単に出来る時代です。タロット占いも例外ではありません。実はタロット占いは自分でもやり方や注意点を覚えれば簡単に出来てしまうのをご存知でしたか?初心者向けの占い方法を解説します。タロット占いに興味ある方は必見です。
タロットカード占いとは?
タロットカードには種類があった
あなたはタロット占いをした事がありますか?今ではネットやスマホの普及で、タロット占いが出来るサイトやタロット占いが出来るアプリなどがあります。それは、有料のものから無料のものまで様々です。占いに興味のある方であれば、誰でも一度は占いを受けた事があるかもしれません。
また、あまりにもタロット占いにはまってしまい、自らタロット占いを身に着けようと勉強する人もいるかもしれません。占いは歴史も古く、奥が深いです。様々なデータを組み合わせて複雑な歴史の統計を取り、出来たのが占いです。特にタロットカードはその名の通り一枚ごとに意味のあるカードを使用する占いになります。
初心者にはなかなか難しいかもしれません。しかし、タロット占いは、初心者でも意味ややり方、注意点を知れば出来ないことはありません。まずは、タロットカードの種類について解説していきます。またその後、やり方や注意点を初心者向けに解説していきます。
タロットカード:ウェイト版
タロットカードには大きく2種類のタイプのものがあります。その一つが、ウェイト版です。初心者向けであり、タロット占いとしてはオーソドックスなカードの種類になります。イギリスでタロットカードと言えば、ウェイト版のものが多く見られます。ではウェイト版のタロットカードについて解説していきましょう。
ウェイト版のタロットカードの主な特徴は、絵札調で占いにとても使いやすいという事です。絵柄自体が親しみやすい為、意味がとても理解しやすいと言ってもいいかもしれません。意味がわかりやすいという事は、タロットカードの解釈をしやすいという事です。その為、このタロットカードは初心者向けであると言えるのです。
タロットカード:マルセイユ版
タロットカードを大きく2種類に分けた時のもう一つの種類が、このマルセイユ版です。ヨーロッパで16世紀から17世紀に大量生産されました。フランスではカードゲームに用いられ、カードの絵柄については、絵画のような絵で、初めてタロットカードを使用するような人にとっては、初心者向けではないかもしれません。
このウェイト版のタロットカードと、マルセイユ版のタロットカードは何が違うのでしょうか?初心者向けに簡単に解説していきます。タロットカードにはそれぞれ数字や意味があり、また絵の質感も異なる上に、流行した国も違います。ウェイト版は、先にも解説した通りイギリスにて、マルセイユ版はフランスにて流行しました。
そして、数字のあり方も変わってきます。ウェイト版は、力を示すカードが「8」、正義を示すカードが「11」を意味しています。マルセイユ版はこの逆で、力が「11」、正義が「8」の意味を示しています。ですから、占いをする時にこの2種類の特徴を知っておかなければカードの解釈も変わってきますので注意が必要です。
タロットカードの歴史
タロットカードの始まり
タロットカードの歴史についてご存知でしょうか?ここからはタロットカードの歴史について解説していきます。タロットカードの始まりの発祥は正確には不明です。一説には、古代エジプトや、ユダヤであると言われています。1392年にフランスで第4代国宝シャルル6世が、遊戯の為に作らせたと記録上では残されています。
ですが、こちらは現存していない為、本当に最古かどうかがわかりません。現存するもので確かに最古のものだといえるタロットカードが、15世紀半ばに北イタリアにて制作された「ビィスコンティ・スフォルツァ版」のものだと言われていますが、こちらは現在のカードの意味と大きく異なります。
ちなみに、このカードは現在美術品として博物館などに展示されています。そして、作られた年代や日付を確認すると1484年のものがあるとわかっていますが、記録から見るとカードはそれ以前より製作されていたと予測されています。そう考えるとタロットカード自体、とても歴史の古いものであると考えられるでしょう。
ゲームに使われていたタロットカード
元々タロットカードは占いに使われていたわけではありません。そもそも、娯楽として使われていました。ゲームです。現在もカードゲームが人気ですね。子供から大人まで楽しめるカードゲームと言えば、ヴァンガードや遊戯王などありますが、それに似たようなものだと思っていいでしょう。
しかし、現代のカードゲームと異なる点が一つあります。それは、タロットカードは、貴族や富豪達が使用していたという点です。つまり、現代の様に一般的な子供達が遊べるような代物ではなく、当時は高貴でセレブな方々が愛した遊びであったという事です。
なんと当時は一枚一枚手書きで製作されていました。その後200年経過して、初めてこのカードが各々意味を持つものに変化し、タロット占いに使われたとされています。占いに使われた事により、一般人にもカードが広まり、ポピュラーなものへと変化していきました。
【タロット占い】初心者向けタロットカードの構成
大アルカナ(22枚)
では、次にタロットカードの構成について初心者向けに簡単に解説していきます。タロットカードの構成は、二つに分かれます。一つが大アルカナと呼ばれるカードのグループで、もう一つが小アルカナと呼ばれるカードのグループとなります。
タロットカードはこの大アルカナと小アルカナを合わせて一つのデッキとして扱います。アルカナとは、元々ラテン語から来ていて、その言葉の意味から「神秘」や「秘密」という解釈がされるようになりました。大アルカナは22枚のカードからなり、一枚一枚それぞれ単独の意味を持っています。
また、小アルカナとは違い、類似するようなカードがありません。大アルカナの大きな特徴の一つが、タロット占いをしている際、カードの位置で(正位置であるか逆位置であるか)によってまた意味が違ってくるという点です。
小アルカナ(56枚)
小アルカナのカードの構成は56枚からなります。また4つの組(「棒(杖)」「剣」「聖杯」「硬貨(護符)」)に分ける事が出来、それぞれ数の札(1~10まで)と人物の札(4枚の人物)でさらに細かく分類されています。
小アルカナは、大アルカナと違い、一枚一枚独自の意味を持っていません。大まかな意味合いとその中でも数字や人物の種類によって細かく意味が異なってきます。つまり、大きな出来事を表すカードが大アルカナで、小さな出来事や細かい心の変化などを表すカードが小アルカナであるという事です。
初心者向けタロット占いのやり方【準備編】
心を落ち着かせる
では、いよいよタロット占いの準備に入りましょう。初心者向けという事もあり、きちんとこの準備編を押さえておく事がポインです。注意点としては、集中をするという点です。気をそぞろにしてしまうとタロット占いで正確な結果が出ません。何よりも大切なのが心の準備です。
タロット占いに限らず占いを行う際は、心を落ち着かせなくてはなりません。あなたは、タロット占いをする際、落ち着いて占いが出来る環境にいますか?また、一番心が穏やかになる時間はいつですか?占いをする時は、時間の余裕がある事が大切です。占いをする際は余裕をもって行うようにしましょう。
多くの占い師は、占う前に目を閉じて心を落ち着かせてから始めるそうです。あなたも占いを行う際は、瞑想などで心を落ち着かせてから占うようにしましょう。
場を整える
あなたは場を整えるという言葉をご存知ですか?タロット占いで使用するカードは、ある意味あなたにメッセージを伝えてくれる生き物です。注意点としては、汚いテーブルやごみがたくさんある床などでは決してタロット占いを行わないようにしましょう。
カードに油のシミや、ごみによってついた傷で、タロットカード自体のパワーも下がります。また、周囲には余計な物は置かないようにし、片付いたテーブルの上に布を敷いて占いをする事をオススメします。布をテーブルに敷く際の注意点は反射するような白などを選ばない事です。
布の色に悩んだ場合は、専用のタロットクロスをオススメします。専用のタロットクロスに好みのものが無かった場合は、黒または紫などの彩度の低めのものがオススメです。
タロットカードの浄化
心の準備が出来、場を整えたら、次はタロットカード自体を準備します。ただ、すぐに準備するのではなく、カード自体を浄化しなければなりません。占いに使う道具には、使う人の念が込められていたり、または、占いの内容によっては、占った相手の念がつく場合もありますので、一度リセットする必要があります。
まずは、しっかりと手を洗いましょう。手は不浄のものがつきやすいです。清潔にして綺麗な状態でカードに触れる事をオススメします。次にセージなどのハーブを使います。やり方としては、乾燥したセージの葉を燃やし、その煙でカードをいぶすのです。これでカードの浄化は終了です。
ちなみに、タロットカードの浄化は他にも方法があります。初心者向けという事で、一番簡単な方法を解説していますが、他の方法で代表的であるのが、クリスタルをカードの上に一晩上げておく事です。また、満月が出ている場合は、満月の光を一晩当てると浄化になり月の力もチャージされるのでオススメです。
初心者向けタロット占いのやり方【シャッフル編】
タロットカードで未来を占う場合
タロット占いをする準備が整ったら、次に行うのは「シャッフル」です。シャッフルは特にこれといった決まりはありませんが、最初に行う事は、一束になったカードに手を当て聞きたい質問を具体的に心の中で問いかける事です。この時は意識を集中して行うようにしましょう。
例えば、あなたの未来の理想の結婚相手が素敵で優しい人だとします。その事について聞きたい場合は、「私は将来素敵で優しい異性と出会う事が出来ますでしょうか?」といった具合です。そしてカードを広げ、時計回りにシャッフルしていきます。これが未来について占う時のシャッフル方法です。
タロットカードで過去についての問い
過去について問い合わせたい場合も、基本的に未来を占う場合と同じ方法でカードに手を当て、具体的に聞きたい質問を問いかけます。カードを広げたら今度は反時計回りにシャッフルしていきます。よく混ざり合うようにしっかりとシャッフルするのがポイントです。
シャッフルって何?
そもそもシャッフルって何?という疑問を持っている方もいると思うので具体的にどのように行うかを初心者向けにわかりやすく解説されている動画がありますのでぜひ参考にして見て下さい。
動画のように、テーブルにカードを広げ、問いかける種類(未来についてか過去について)によってシャッフルするやり方が変わってきます。