みなさんは送り狼という言葉を聞いたことがあるでしょうか。男性はよくオオカミに例えられますが、それに由来するものです。女性は注意すべき送り狼男子。つまりいい意味ではありません。ここではそんな彼らをかわす方法や送り狼の意味などを紹介していきます。

送り狼の語源

送り狼の語源は日本に伝わる『送り犬』という妖怪からきていると言われています。東北地方から九州地方に伝わる妖怪で、夜の山道を歩いていて転んだりすると食い殺される…というなんとも恐ろしい妖怪です。しかしその転んだときに「休憩休憩!」など、なんでもないフリをすれば問題がないと言われています。ということは、「隙を見せると食われる」ということなのです。これが送り狼の語源そして心理です。

送り狼の意味

語源でなんとなく理解した方も多いと思います。送り狼とはお酒を飲んだ帰りや夜遅くに女性一人が歩いていると「危ないから駅まで送ろうか?」「酔ってるの?危ないから送るよ。」などと声をかけ、女性の隙を突いて襲ってしまおう、という男性です。酔ってしまっていたり暗い夜道に一人だと、そのような声かけはありがたく感じるかもしれませんが、そんな男性にもご用心です。もちろん本当に心配して声をかけてくれる男性もいるので、丁寧に断りましょう。

送り狼男子の心理

男性は性的興奮や性的欲求が女性よりも多い生き物です。なので酔っている女子はどことなく色気を感じ、さらにガードが弱くなっている印象があるので『あわよくば』を狙っているのです。はじめからそんなつもりはなくても、男性なのでだんだんとそんな気分になってしまうこともあるので、どんなにいい男性でもご用心!

送り狼に対する女子の対処法

ご用心な存在ということは理解できても、どんな風に対処すればいいのか分からないという女性も多いでしょう。ここからは簡単ですが3つほど対処法を紹介していきます。あまり気構えすぎるとすてきな出会いを逃すかもしれないので、心の片隅に置いておくくらいにしましょう。

対処法① 極力ひとりで歩いて帰らない

一番の対処法は、ひとりで夜道を歩いて帰らないことです。送り狼だけでなく、思わぬ犯罪に出くわすこともあります。そんな怖いおもいをしないためにも極力ひとりで歩いて帰らないようにしましょう。友達や家族と帰ったり迎えに来てもらったり、人通りが少ない帰り道しかないのであればタクシーなどを使いましょう。

対処法② 送り狼男子が知り合いの場合

男友達や知り合い、上司などだと送ってもらえるのであれば対処法①の実行になるのでついつい甘えちゃいますよね。しかしそんな男性にも下心がある場合があります。しかし知り合いの場合であればいきなりその場で襲われることはなく、ホテルに誘われたり家に上げてということがほとんどでしょう。そんなときは「そんなこという人だったの?チャラい…」といって冷静な言葉を返したり「彼氏じゃないのに家にはあげられない」とはっきりと断りましょう。男性心理として「軽蔑されるのはプライドが許さない」というものが働くでしょう。

対処法③ あまりにしつこければ警察も

ナンパのような声かけは無視をする人も多いでしょう。しかし男性も酔っていると気が大きくなる人も多いですね。なのでしつこく声をかけてきたり、つけまわされるという人も多いでしょう。そんなときはエアー電話で対処しましょう。電話をかけるフリをして「もしもし、警察ですか?今しつこく男性につけまわされていて怖くて…場所は…」といいます。「警察」という単語に男性も一気に冷めるはず。本当に怖いと思った場合は迷わず本当に警察に電話をしましょう。