美味しいだけでも、いいお値段というだけでもダメ。センスが試されるものの一つに手土産があります。特に、女友達の集まるホームパーティでは、できるだけ失敗はしたくないもの……。
そんなときに心強い味方となるのが、三越銀座のデパ地下です。美食家が集まる銀座ならでは、極上の一品がそろっていて、株の投資先としても有望な企業がたくさんあります。
今回は、三越銀座のデパ地下でホームパーティに持参する手土産を探しながら、株の投資先もチェックしてみましょう。
まずは「ドミニクアンセル」のクロナッツ
地下鉄の連絡口から入り、化粧品コーナーを脇目に、エスカレータで地下2階の食品フロアに降ります。
迎えてくれたのは「ドミニク・アンセル・ベーカリー」。クロワッサンとドーナツを融合させたオリジナルの新ペイストリー「クロナッツ」で世界中の注目を集めた、NY発のペイストリーショップです。
他にもショットグラスの形をしたチョコチップクッキーにミルクを注いで食べるという新感覚スイーツ、クッキーショットも気になるところ。パーティで主役になること間違いなし!
ドミニク・アンセル・ベーカリーを展開しているTSIホールディングス <3608>は、アパレルメーカーの「東京スタイル」と「サンエー・インターナショナル」が2011年に持ち株会社を新設し、経営統合した会社。「ナノ・ユニバース」や「ナチュラルビューティーベーシック」など、20代~50代向けまで多くのブランドを展開しています。
ファッションを「衣食住遊」として捉えているという同社が2015年に上陸させたのが、このドミニク・アンセル・ベーカリー。表参道店に続く2号店として三越銀座に2017年春にオープンしました。
アパレル業界は、節約志向の高まりや百貨店の不振から苦戦を強いられています。同社も不採算ブランドの整理など構造改革中。店舗の減収を、成長分野であるネット販売で補うとしています。一段の株価の成長は、構造改革の進捗とネット販売の伸長がカギとなるでしょう
「キーコーヒー」でスペシャリティな珈琲豆を
美味しいお菓子とともに、ティータイムの主役も持参するのが、手土産上級者のたしなみ。パン・コーヒーコーナーにあるキーコーヒーのカウンターでは、世界各地から取り寄せられたこだわりのコーヒー豆がずらりと並びます。
せっかくですから、ここでは幻のコーヒー「トアルコトラジャー」をチョイス。豆をその場で挽いてもらうと、華やかで上品な香りが漂います。
レギュラーコーヒー製造販売国内大手のキーコーヒー <2594> は1952年設立。今では、全国の百貨店や大型ショッピングセンター内に直営店を出店しています。
グループ傘下には「イタリアントマト(子会社)」、「 銀座ルノアール <9853> (持分法適用会社)」があり、今期の会社計画は2ケタの営業増益予想。足元は、積極的な販促活動により主力のコーヒーが好調です。
ただし、同社の業績はコーヒーの生豆相場に大きく左右されますので、今のところ安定した動きで推移しているとはいえ、今後も注視が必要です。