当たな食感をプラスした「ウルトラソース」とは?
従来のソースにはなかった「食感」に注目して誕生したのが、キッコーマンから2020年に発売された「ウルトラソース」。
粗く刻んだ玉ねぎやニンニクなどによって野菜由来の食感と見た目のごちそう感を生み出しています。
また、ソースが持つ「使える料理が限られている」という弱点を克服すべく、炒めものを美味しくするバランスを目指しているそう。さてさてどういう味になっているのでしょうか、実食することに。
Jソースよりも甘く、ニンニクの存在感◎
はじめにソースだけをなめてみたところ、ニンニクの風味が思った以上に効いていて、これまでのソースにはない風味を感じました。
これは好みが分かれそうですが、いろいろなメニューで試した結果、私にとってもっとも美味しかったのが、シンプルなポークソテー。豚肉の旨味・甘味と合わさり、洋食屋さんで出てくるような丁寧感のあるソースとして楽しむことができました。
その他、BBQのように肉の漬け込み用調味料として、カレーの隠し味としても活躍しれくれそうです。
さあ、あなたはどちらが気になりましたか? 新たなソースにチャレンジしてみることで、いつもの食事においしい変化が生まれるかもしれません。
<文・撮影/スギアカツキ> スギアカツキ 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12