今年は『新 デコトラのシュウ 鷲』に続き、2作目となる出演映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』が公開中の剛力彩芽さん。人生百年時代と言われ、「終活」への注目も高まる今、「終活」をリアルに学びながら、笑って泣ける前向きなヒューマンドラマに仕上がった本作で、剛力さんは、離婚寸前の熟年夫婦の娘・亜矢を演じています。
「人生楽しく」を謳う本作。取材などでしばしば「ワクワク」「楽しく」をキーワードにあげる剛力さんに、あえてそう口にすることの意義を聞きました。
お終活?と思っている人にも観てもらいたい
――作品のタイトルを聞いて、内容がイメージできましたか?
剛力彩芽さん(以下、剛力)「全然できなかったです。正直、最初は私にはまだ関係ないことだろうと思いました。でも参加してみて、人生が楽しく思えるすごくステキな作品だと思いましたし、お終活へのイメージ自体も変わりました。お終活?と思っている人にもぜひ観てもらいたいです」
――身近に感じられる家族ですね。
剛力「近くにいそうですよね。そしていい家族。何がいいかと聞かれると難しいですけど、すごく好きです。橋爪功さんと高畑淳子さんが演じられた、亜矢の両親、夫婦が文句を言い合いながらも、どこかでちゃんと互いを気にかけている感じとか、すごくいいなと思います。大切な人を大切に、改めてできるようになりたいと感じましたね」
――亜矢はとても等身大の女性ですね。
剛力「今回は“娘”という立ち位置が、大事なポイントだと思いました。香月(秀之)監督との本読みはさせていただきましたが、それ以外の事前の準備はあまりせず、娘らしくいることを一番大切に考えていましたね」
渋谷のスクランブル交差点を、手を繋いで歩きたかった!?
――剛力さんご自身のご両親は、剛力さんにとって憧れの夫婦ですか?
剛力「すごく憧れです。両親はいまだに手を繋いで歩くんです。この前も一緒にいたときに手を繋いでいたので、私は私で母の隣に行って、母と手を繋ぎました(笑)。いつも父と、『母が一番好きなのは自分だ』と取り合ってるんです」
――剛力さんも、パートナーができたら手を繋いで歩きたい?
剛力「私、手を繋いで公園に行ってピクニックするのが理想のデートなんです。今もそうだし、歳を取ってからもそうしたい。昔は、渋谷のスクランブル交差点を手を繋いで歩いて、代々木公園でピクニックしたいと思ってました。一番人がいっぱいいるところで実現したくて」
――人がたくさんいるところで、あえて!?
剛力「昔は男女交際禁止とか、いろんなルールがあったので(笑)。だったら25歳を超えたら、そういうデートを絶対にするぞ!みたいな目標があったのですが、今はスクランブル交差点じゃなくても(苦笑)。お弁当を作って普通に手を繋いで出かけて、のんびり過ごしたいですね」