ご祝儀袋の表書きの名目は?

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

結婚式当日に渡すご祝儀袋は、「寿」や「御結婚御祝」と書かれたものを選びましょう。

「寿」より格調高く見える旧字体の「壽」を選ばれる方も多いです。

もともとご祝儀袋に記載されていることも多いですが、自分で書く場合は、水引の結び目を中心に、上段には「寿」「ご結婚祝い」など贈る名目をかきましょう*

自分で書くときに気を付けたいのは4文字にしないことです!

お祝いの場で「4」という数字は縁起が悪いとされ、気にする人がいるからです。

例えば「結婚御祝」は4文字なので基本的に避け、上に「御」を付けて5文字で仕上げるようにします。

毛筆・筆ペン・ 黒サインペンなどで 濃くはっきりと書きましょう◎

短冊に書くのは自分の名前

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

短冊の下部には自分の名前だけをフルネームで記入します。

中袋も含め、新郎新婦の名前は書く必要はありませんので気をつけましょう。

名前は「寿」よりもやや小さめに、フルネームでバランスよく書き入れます。

連名の場合はいくつか決まりがあるので下記をご参考に。

<夫婦連名>

夫の名前を右にフルネームで書き、左に妻の下の名前を書きます。
(妻の名前もフルネームで書いてもOK)

<友人との連名>

立場に差がない友人同士なら、 右から五十音別にフルネームで記入します。

<職場の人との連名>

職位が一番高い人の名前を右側に書き、同じく職位順に左へと書いていきます。

<4名以上の連名>

フルネームで入れる連名は3名まで。
4名以上になるときは、代表の名前をフルネームで入れた上で「外一同(ほかいちどう)」と、名前の左下に小さめに書き添えて。

部署単位での連名の場合は「営業部一同」という書き方をします。

中袋(中包み)の記載方法

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

ご祝儀額を記入するなんて無粋だと思う人がいるかもしれませんが、これは結婚式後に新郎新婦が中を改める際に必要なことなのです。

何も書かれていないと、うっかり他の人の分と交ざってしまった際に、誰がいくら包んでくれたのか分からなくなってしまうので、きちんと書いておくのがマナーです◎

ご祝儀袋の中でお金を包んでいる中袋は、表面には金額を、裏面には住所と名前を記載します。

中包みタイプのものは「左側に三角の空きがある部分が表」と覚えておきましょう。

ここで注意したいのが、表目に記載する金額の書き方ですが、ご祝儀袋に書く数字は基本的に漢数字です。

一は「壱」、二は「弐」など、独特の書き方が特徴です。

「一、二、三」でも決していけないわけではありませんが、1本線を加えると簡単に数字が書き換えることができるため、改ざん防止のために昔からこのような難しい字を使うのが習わしとなっています。

<旧字体・新字体の例>

  • 1万円:壱萬円・一萬円
  • 2万円:弐萬円・二萬円
  • 3万円:参萬円・三萬円
  • 5万円:伍萬円 ・五萬円
  • 7万円:七萬円・七萬円
  • 10万円:拾萬円・十萬円