部屋をなかなかきれいにできず悩んでる女性はとても多いでしょう。しかし、片付けられない心理を作ってしまうのは忙しさでもずぼらな性格でもありません。無意識にとっている行動や、怠けるとは無関係そうな性格が片付けを邪魔することもあるのです。片付けられない心理を生む原因や特徴、解決方法をご紹介します。
片付けられない心理を解消したい
モノが整頓され、掃除が行き届いた部屋には憧れますよね。しかし、そう思ってもなかなか片付けられないこともとても多いでしょう。片付けられない心理には2つの要因があります。まずは状態・行動などの「原因」。
そして、性格・習慣などの「特徴」です。自分にどんな心理的原因や特徴があるのかを知り、改善方法を考えると効果が出やすいです。今回は片付けられない心理を起こす原因や特徴と、習慣づけられる改善方法をご紹介します。
片付けられない人の心理・原因は?
実は、無意識にやってしまいがちな行動や心理的なクセほど、片付けられない部屋を作る傾向があります。「部屋が狭い」「収納が少ない」など、片付けられない理由はたくさんありますよね。
しかし残念ながら、部屋がクローゼットが小さくても整理できる人もいるのです。片付かない原因を自覚しないと、どんなに掃除しても部屋がリバウンドするでしょう。ここでは、片付けられない心理を作る「ついやりがち・ありがちな原因」を5つピックアップします。
片付けの方法が不透明
整理整頓や掃除の方法、本当に知っているでしょうか?モノが多いとどこから掃除したらいいか分かりませんよね。また、「小物の収納方法」「粗大ごみの出し方」など、自分に向いた整理や掃除の方法を知らない人も意外と多いでしょう。
人は分からないものを怖れ、避ける心理があります。そのため捨てるべきゴミや収納した場所がわからず、部屋が片付けられない傾向につながるのです。モノの居場所をはっきりさせ、収納場所や掃除を習慣化すると改善しますよ。
一度にやろうとすること
いっぺんに片付けをしようとするのも失敗しやすい方法です。子供の支度や仕事の準備で朝はバタバタ、仕事して帰って、一息つくのは深夜…そこから部屋を片付けるのは骨が折れますよね。
とはいえ、一回にあらゆる部屋を片付けるのも疲れやすい傾向があり、片付けられない心理を生むでしょう。
生活している以上は部屋が散らかるのは仕方がありません。こまめに片付ける習慣をつけることで「自分は片付けられない人だ」という心理から抜け出しましょう。
安心感をモノへ依存する心理
モノに依存する心理が片付けられない心理につながります。すてきなモノを身に着けたり手に入れるのもは気分転換や自己肯定につながります。
しかし、自信や自己肯定が欠けた状態だと際限なくモノが増え、片付けられない状態になるでしょう。モノの力に頼りすぎず、ストレス解消などで心理とのバランスをとるとアイデンティティや安心感を健康に保つことができます。
モノについても「何をどのくらい必要か」を整理すると心理的に安定し、自然に片付けられない部屋ではなくなるでしょう。
現在は必要のないモノの購入
「今必要ないモノ」を惰性で買っていませんか?いつか使う、便利そうといった理由で買い物をするのは部屋が片付けられない原因です。一般的な断捨離のコツとして、「1年以内に使わなかった」「複数ある」モノは処分の対象になります。
また、「便利だけど無くてよい」「いつでも買える」モノは買わないのがおすすめです。「いつでも手に入るから」と心理的抵抗からなくすと、徐々に部屋がすっきりします。
必要な量がわかっていないこと
自分の管理しきれるモノの量が分かっていない心理的原因です。自分が何をいくつ持っているかは意外と分からない傾向があります。しかしそれを知るとモノの量が減り、整理しやすくなるでしょう。
適正量の決め方はいくつかあります。まずは「自分が何個使うか」。そして「収納スペースにどれほど入るか」です。
ごちゃついてても素敵な部屋の人はいますが、その人基準に考えてはいけません。自分のキャパシティを見つめなおし片付けれられない心理を徐々に改善しましょう!
片付けられない人の心理・特徴
片付けられないのは「面倒くさがり」「ずぼら」だからではありません。多少は無精な性格でも部屋をきれいに整理することは可能です。
実は、それ以外の性格も片付けられない心理には大きく関わります。中には、一見片付けられないとは無縁な心理でも実は大いに絡んでいることもあるのです。
片付けられない傾向がある心理状態を知ることで、より具体的な解決方法を立てられます。ここでは、片付けられない心理的要因となる性格の傾向をご紹介します。
広く浅く好奇心が強い性格
「トレンドだから」「面白そうだから」…。興味の対象が多いとモノが増え、片付けられなくなります。イベントや趣味が多いと毎日楽しいですよね。しかし、好奇心が強い人は後先考えずにモノを増やす傾向があります。
また、外出や趣味に使う時間も増えるでしょう。そのため収納も時間も不足して片付けられない状態に陥ります。「自分が本当に好きなものは何か」など心理的な分析をして整理すると、片付けれられない心理を解決できるでしょう。
理想が高い完璧主義
「どうせ片付けするならピッカピカに仕上げたい!」心理も実は片付けられない人の傾向です。例えば「床のホコリ掃除をする」時に、「床の荷物を片付ける」「掃除機をかける」ことは多くの人が考えるますよね。
しかし、完璧主義的な心理があるとその作業の合間に「荷物をきれいに収納する」「ついでに雑巾がけをする」「ワックスがけ」など、クオリティを追求するあまり仕事を限りなく増やしてしまう傾向があります。面倒にならないレベルで抑えるとよいでしょう。
なんでもとっておく溜め込み性
「あった方がいい気がする」。片付けられない傾向がある人は優柔不断で取捨選択ができない性格の人も多いです。片付けられないのが「捨てられないこと」そのもので、部屋に郵便物やペットボトルなどのゴミや使っていないものが多くあります。
また、思い出や愛着のあるもの全てをしまい込む傾向もあるでしょう。食べ物以外のモノにも「賞味期限切れ」はあります。それを考えられないと片付けられない心理は治らないでしょう。
「無い!」に不安を感じる心配性
「使うときに無かったらどうしよう」と、念には念を入れる心理も片付けられない部屋をつくる傾向があるでしょう。生活必需品などはお得な時にストックしたいものですが、買いすぎて部屋を埋めてしまうと逆に生活しづらくなってしまいます。
意識的に量を調節できるなら問題ありませんが、いつでも買いに行けるモノを「つい」家にストックする傾向がある人は要注意です。モノに心理的な主導権を奪われてはいけませんよ。
途中でやめてしまう注意散漫
「片付けようとした本を読んでしまう」など、気が散りやすい人は整理・掃除が苦手な傾向があります。「部屋を整理整頓しようしたのに、手に取った漫画を読んでしまう」など、片付けられない経験は誰でも一度はあるでしょう。
しかし、それが続く人は飽き性の傾向があり、熱しやすく冷めやすい性格は整理整頓の習慣化の大敵になります。そのため注意力に自信がない人は、飽きたり注意が逸れる前に片付けを完了させる方法がおすすめです。