女性管理職の割合が高い企業は、女性の活躍をバックアップしている環境なため、仕事が楽しくなる可能性が高いです。ここでは女性管理職の割合が高い企業に転職すると、仕事が楽しくなる3つの理由を紹介します。女性管理職が高い企業に転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
女性管理職の割合が高いと楽しく働ける3つの理由
女性管理職の割合が高い企業は、女性が働きやすく活躍できる企業ともいえます。
ここでは、女性管理職の割合が高いとなぜ楽しく働けるのか、気になる3つの理由を紹介します。
1.女性管理職のロールモデルが多い
身近に女性管理職が多くいると、将来の目標や目指すキャリアが具体的に想像できるため、女性にとっては大きなモチベーションになります。
生き生きと働く女性管理職のロールモデルが多ければ、「いつか私も」とポジティブな目標に向かえるため働くことが楽しくなります。
また、女性ならではの悩みを相談できる上司がいることも、楽しく働ける理由の1つです。
2.ワークライフバランスが実践されている
女性管理職の割合が高い企業は、ワークライフバランスが実践されていることが多く、女性は楽しく働けるでしょう。
なぜなら女性管理職の割合が高いということは、女性の退職率が低く長く働ける環境が整っている傾向にあるためです。
出産や育児休暇制度が充実していて、時短勤務やテレワークへの対応に慣れている企業であれば、ライフスタイルに変化があってもキャリアを手放すことなく仕事を続けられます。
実際に結婚や出産、子育てなどを経験してきた先輩がいることで、引け目を感じることなく制度を利用できるのも魅力的ですよね。
3.多様性を重視する企業風土
女性管理職の割合が高い企業は、多様性を重視する企業風土である場合が多く、女性が楽しく働ける環境といえます。
女性の活躍を推進し、女性が働きやすい制度を整えることで職場環境をより良くしようと考える企業であれば、仕事を思いきり楽しめるでしょう。
さまざまなプロジェクトやキャリアへ挑戦する機会が多いだけではなく、安心して子育てができる時短勤務や、在宅ワークなどへの取り組みも多く行っているのは、多様性を重視する企業風土の特徴です。
女性管理職の割合とは?
2021年に行われた女性登用に関する企業の意識調査によると、女性管理職全体の平均は「8.9%」という結果が出ています。この数字は、過去最高を記録しました。
しかし国の目標である「女性管理職30%」にはほど遠く、まだまだ女性管理職の割合は少ないのが現状です。
業種別に女性管理職の割合を見ると「小売」が15.5%、「不動産」が15.3%と平均8.9%を大きく上回っています。
比べて、「製造」や「建設」「運輸・倉庫」では平均の8.9%を下回る結果になっています。
もともと女性が多い職場の方が、女性管理職の割合も高いことがわかりました。
今後、女性管理職を増やしていきたいと答えた企業は約46%となり、女性管理職に対する企業の意識が変わってきている傾向も読み取れます。
出典:帝国データバンク|女性登用に対する企業の意識調査