国内のインフルエンサーの懐事情は?
では、国内のインフルエンサーはどのくらい稼いでいるのでしょうか。先ほどのウェブメディア『The Marketing』に従って、フォロワー数をPR投稿の金額に換算するならば、フォロワー数が多ければ多いほど稼いでいるといえることになります。
Instagramに限ってみると、トップを走るアカウントはお笑い芸人の渡辺直美でフォロワー数は2020年4月現在(以下、同じ)で926万人にものぼります。そのため、1つの投稿につき約930万円の報酬があることが予想されます。
第2位はモデルで女優のローラ(602万人)、第3位は同じくモデルで女優の水原希子(554万人)、第4位はタレントの木下優樹菜(532万人)、第5位は歌手で俳優の山下智久(459万人)と続きます。
海外のトップクラスのセレブと比べると見劣りするかもしれませんが、それでも1つの投稿で数百万円稼いでいるとすれば、ものすごい収入だといえるでしょう。
また、『The Marketing』によれば、人気ユーチューバーのHIKAKINは月のYouTube収入が6,600万円。そのほか企業案件やCM・TVへの出演、書籍の売り上げなどを合計した年収は約15億円と推定されています。2018年の日本の年間平均給与が約440万円なので、これと比べると途方もない金額ですよね。
稼ぎ過ぎて事件に発展した事例も……
今や誰もがインフルエンサーとして成功をつかむチャンスがある時代です。とはいえ、SNSの使い方を誤ると、詐欺に引っかかったり、最悪の場合には暴行や殺人など恐ろしい事件に巻き込まれたりする可能性もあります。
実際に、2019年にはこんな事件がありました。LINEで年間約1,000万円もの広告収入を得ていた北海道の高校生が、同じくLINEで収入を得ていた別の少年らに、監禁・恐喝されるという被害にあったのです。
有名なインフルエンサーになればなるほど、こうした危険性も増えてくることでしょう。情報を正しく見極め、詐欺をはじめとした事件に巻き込まれないよう注意することも忘れないでいたいものです。そのうえで、もしもあなたが夢あるトップインフルエンサーを目指しているならば、斬新なアイデアを惜しみなく発揮してくださいね!
提供・UpU
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