それでも入る?入らない?PTAへの関わり方

PTAは任意加入、というけれど……入らないとどうなるの?
(画像=『LAXIC』より引用)

とはいえ、PTAは「強制入会するもの」から「選択するもの」へと変化しつつあります。今、ありえる選択肢はこの3つでしょう。

1.PTA会員にはならない
2.PTAに入って積極的に改革する
3.妥協して入会する

最も多いのは③で「みんな入ってるし、まぁしょうがないか」の妥協派でしょう。多忙なママとしては、なるべくラクな委員をやって終わりにしたいというのが本音かもしれません。

もともとPTA非会員がいる学校なら①の選択肢も特に問題ないようです。PTA不参加の前例がない小学校だと、PTA会長のみならず校長先生から地域の長老まで登場して説得攻撃を受けたなんていう話もあるので、ブレない決意を保つのが大変かもしれません。

②は正直なところ、なかなか難しいようです。PTAの組織を誰でも楽しく参加できるように変えていくには、根回しも仲間作りも必要だし、様々な反発を覚悟しなくてはなりません。でも「実は私も変えた方がいいと思ってた」と隠れPTA改革支持派が案外多かったりするのも事実で、小さな改革を少しずつ進めているところもあります。

進むPTA改革、入る・入らない以外の動きも

PTAは任意加入、というけれど……入らないとどうなるの?
(画像=『LAXIC』より引用)

思い切ってPTAを廃止しようという、「PTA廃止論」もありますが、一度なくしたものの「やはり必要かも?」と保護者の会という形で復活させている小学校もあり、賛否両論です。PTAには良い面やメリットもあるからこそ、なんだかんだと続いてきたところも否めません。が、その運営方法が時代や環境にそぐわなくなってきているのは事実です。

ワーママで委員や本部経験者の中には、

「自分のやりやすいように土曜日や平日夜の会合にした」

「ムダな仕事を削って時間を捻出した」

「グループウエアを利用し、会合を半数以下に減らした」

と自分の裁量で出来ることを実践している人がけっこういます。

こうした小さな改革がやがてPTAを変えるうねりへと繋がる期待感はありますね。実際に一部の小学校ですがPTA入会に際して意思確認のお手紙を配布したり、ボランティア募集でまかないつつPTA組織を縮小しているケースも増えてはいます。

100の小学校があれば、100通りのPTA組織があり、やり方も役員決めもそれぞれ違います。「任意だから入りません」が、すんなり通る小学校が少ない以上、ママは入学時にどうPTAに関わるか決めなくてはならないし、入ったら入ったで「どう上手くやっていくか」考えどころです。

まだまだ「PTAは全員参加」が暗黙の了解といった小学校が多いでしょうが、保護者には選択する権利があるということだけは認識しておきたいですね。

ライター 大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。

提供・LAXIC



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