コンビニでは日用品や食品、お酒まで手に入れることができます。最近のコンビニワインは、低価格なのに美味しいものが増えていること、ご存知でしたか?ここではコンビニワインの中で、特にコスパ抜群のものを11点ご紹介します。今宵の1本はこれで決まり!
コンビニワイン、実は高コスパ!
パンやお惣菜やコーヒーなど、現在のコンビニではスーパーなどと比較してもクオリティの高い商品が見られるようになりました。特に最近は食品や日用品だけでなく、アルコールやグルメなおつまみも充実しているのをご存知でしょうか?
コンビニのアルコール商品には缶チューハイやクラフトビール、本格焼酎やウィスキーなどありますが、ここではワインに特化して、特に美味しくて価格も手頃な11本を、比較しながらご紹介していきます。
ワインの種類⓵色と泡
ワインはブドウから作られる、醸造酒の一種です。
製造法で区分すると、赤ワイン・白ワイン・ロゼワインなど無発泡性(炭酸が入っていない)の「スティル・ワイン」、シャンパンのような発泡性(炭酸が入っている)の「スパークリングワイン」、ワインにハーブや果実などで風味をつけた「フレーバード・ワイン」などに分けられます。
ワインは基本的に、ブドウを潰して果汁を絞り、樽やタンクに入れて発酵させて作ります。赤ワインの場合は、ブドウを皮や種も一緒に潰しますが、白ワインの場合は、あらかじめ皮や種を取り除いてから、果汁を絞ります。
ではピンク色のロゼワインは、どうやってあの色を出しているのでしょうか。
ロゼワインにはいくつか製法があるのですが、一般的には発酵の途中で皮や種を取り除いて作ります。
スパークリングワインの場合は、スティル・ワイン(炭酸が入っていないワイン)に二酸化炭素を吹き込んで作られます。また、スティル・ワインに糖分と酵母を加えて、さらに発酵させて炭酸ガスを発生させて作る方法もあります。
ワインの種類⓶飲み応え・味わい
ワインを選ぶ際は、色だけでなく味わいも重要です。飲み応えや味わいを知るために覚えておきたい言葉が、赤ワインでは「ボディ」、白ワインでは「甘口・辛口」です。
白ワインの場合は、甘くなければ「辛口」とされる場合が基本的です。「辛口」はフランス語で「Extra Dry(エクストラ・ドライ)」、「極辛口」は「Brut(ブリュット)」、「甘口」は「Doux(ドゥー)」と表されます。
赤ワインの「ボディ」は、味わい、豊かさ、濃厚さ、重さを比較・表現するための用語です。「フルボディ」であれば「深みのあるコクと渋みがあり、ずっしり飲み応えがある」、「ライトボディ」ならその反対で、「フルーティーな味わいとフレッシュな香りがあり、飲み応えは軽い」となります。ちなみに「ミディアムボディ」は「フルボディ」と「ライトボディ」のほぼ中間で、ほどよいコクがあります。
ワインの種類⓷ブドウの産地
ワインの産地というと、フランスが最もイメージしやすいかもしれません。赤ワインの産地として知られる「ボルドー」やシャンパンでおなじみの「シャンパーニュ」などでは、その土地の風土や気候に合ったワインが醸造されています。
イタリアは、世界でいちばんワインを生産し消費している国です。特にトスカーナ州やピエモンテ州で、個性を残した高級ワインが生産されています。世界第3位のワイン生産国であるスペインでは、赤ワインが多く作られています。
またポルトガルやドイツでも、良質なブドウを使ったクオリティの高いワインが生産されています。
日本でもワインは作られています。ワイナリー(ワイン醸造所)の30~40%が集まる山梨県を筆頭に、長野県や山形県、北海道などが、日本の代表的なワイン産地として挙げられます。
ワインの種類⓸ブドウの種類
ワインの味は、使われるブドウの種類によっても変わってきます。同じ「白ワイン」でも、フルーティーだったり酸味が強かったりするのは、こういう理由なのです。ブドウの品種でワインやおつまみを決めたりする、グルメな方もいるでしょう。
私たちが食べるブドウの種類といえば、巨峰やマスカットなどが挙げられますが、ワイン作りには違う種類のものが使われます。
赤ワインに使われるブドウでは、高級で長命なワインの代名詞とも呼ばれる「カベルネ・ソーヴィニョン」や、ビロードのような滑らかさを産む「メルロ」、魅惑的な香りを持つ「ピノ・ノワール」、濃厚な色とスパイシーな風味を産みだす「シラー」などが代表的な品種です。
一方白ワインでは、土地やワイナリーの個性を表現しやすい「シャルドネ」が、いちばん人気の品種と言われています。
他には鮮烈なアロマと爽やかな酸味が特徴の「ソーヴィニョン・ブラン」や、「最も高貴なブドウ品種」とも形容される「リースリング」などがあります。
日本のブドウでは、独特の渋みを持つ日本固有の品種「甲州」や「マスカット・ベーリーA」、日本の気候に適した本格的なワイン専用種を目指して作られた「甲斐ノワール」などが代表的な品種です。
ワインとマリアージュ
ワインのお話だけだと酔っぱらってしまうので、食べ物に関する内容に移っていきます。今度はワインと食べ物のマリアージュ、つまり食べ合わせのお話です。
マリアージュは本来「結婚」という意味ですが、ここでは「美味しい組み(食べ)合わせ」を表します。食事とワインを美味しく組み合わせるには、いくつかの法則があります。この法則を押さえておきますと、あなたのグルメ度がupしますよ。
「肉料理には赤、魚料理には白」は、とてもよく知られている法則ですが、実はこれに当てはまらないグルメなパターンが、たくさんあります。基本的にはワインが持つ「傾向」に合わせて料理やおつまみを選ぶのがおすすめです。
例えば…
- 「色」を合わせる 例:鶏のクリーム煮&白、ビーフシチュー&赤
- 「風味」を合わせる 例:アップルパイ&甘口、魚の香草焼き&ハーブの香りのワイン
- 「重さ」を合わせる 例:カルパッチョ&軽めのワイン 牛頬肉の煮込み&重めのワイン
- 「国」を合わせる 例:パスタ&イタリアワイン ニース風サラダ&南仏産ワイン
またさらにグルメな応用編として、「ワインと料理を、反対の傾向で合わせる」というものがあります。このの場合は、塩辛いブルーチーズに甘口ワイン、鶏肉の唐揚げにさっぱりした白ワインなどの組み合わせが挙げられます。
ご紹介しました例を参考にあれこれ比較して、「自分ならではのグルメなマリアージュ」を研究してみるのもおすすめです。
おすすめコンビニワイン
ここからはコンビニエンスストアで購入できるワインの中で、おすすめのものをランキング形式でご紹介していきます。コンビニエンスストアのお酒コーナーは、店名や立地、店舗の規模や比較によって品揃えが異なっています。コンビニの店舗によっては、ご紹介した商品が見つけられない場合もありますので、ご了承ください。
※価格はすべて税込です。