ぬるま湯だけで、頭皮と髪をしっかり洗う
前回記事の最後に「シャンプーの前に髪を濡らしてはいけない」とお伝えしました。シャンプーのパッケージ裏面にはよく、「髪を濡らしてからシャンプー剤を塗布し……」のような文言が記載されていますが、この「髪を濡らす」だけでは実は不十分なのです。
誤解のないようにお伝えしておきますと、濡らすだけでも大きな問題はないのですが、そのシャンプーの力を最大限に有効活用するためには、不十分ということです。 十分にするためには、シャンプーをつける前に、頭皮と髪をぬるま湯でしっかり洗う、ということです。これを「予洗い」といいます。ポイントは「頭皮」も含めてしっかり洗うことです。
「髪」ではなく「頭皮」を洗う!
「洗髪」という言葉が良くないかもしれないのですが、シャンプーする際に特に意識していただきたいのは、髪よりも頭皮です。私は「洗頭」と言い換えたい。 髪の汚れは、よほど整髪料をべったりつけていない限り、簡単に落ちます。汚れを落としづらいのは、頭皮なのです。
ちなみにわが家には4本のブラシがあり、用途に合わせてブラシやコームを使い分けています。
頭皮には、平均で約4万の毛穴があり、それぞれから2~3本の髪が生えています。毛髪の本数としては平均で約10万本。頭皮という狭い面積に10万もの髪が生えており、その根元を洗うのですから、汚れを落としづらいのはイメージしていただけるのではないでしょうか?
実は、この予洗いだけで汚れの7割程度は落ちます。その後のシャンプーのつけすぎも防ぐため、最終的にすすぎ残しまで防ぐことができる大事なステップです。 髪の長さや量にもよりますが、最低でも1分は行うと良いでしょう。髪は水分を弾きますので、髪をかき分けながら、しっかりとぬるま湯を頭皮に流し込み、やさしく頭皮をもみながら洗っていきます。
このように、シャンプーを髪につける前にも重要なステップが2つもあるのです。今までやっていなかったという方は、美髪と美肌のためにも今夜からぜひ試してみてくださいね。次回はいよいよ……「シャンプーのつけ方」を解説します。
―オトナ女性の美髪講座―
<写真・文/元井里奈> 元井里奈 東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
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