問診内容

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

ブライダルチェックでは、まず問診票への記入から始まる病院がほとんど。

月経開始日や周期など、内容に応じて事前にメモをしておくとgood。

もし基礎体温を付けているなら、手帳を持っていくとなお良いです。

<<問診表の記入例>>

  • 初潮の年齢
  • 前回の月経開始日
  • 月経から月経までの周期
  • 妊娠経験について
  • 出産経験について
  • 流産及び人工中絶の経験について
  • 持病の有無・現在治療中かどうか
  • 過去の大きな病歴
  • 薬剤や食物アレルギーの有無

例えば初潮の年齢が思い出せない!

また月経周期を管理していないからわからない!などという方もいらっしゃるかもしれません。

なるべく正確に回答できるよう、周期などはアプリで記録しておくことをオススメしています。

検査内容

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

ブライダルチェックは子宮頸がん検査、経膣超音波検査をベースとして、性感染症検査、血液検査など項目が多岐に渡ります。

それぞれの病院やクリニックによって含まれる検査が異なるので、下記のリストを参考にしてみてくださいね^^

貧血・肝機能・腎機能・糖代謝検査

妊娠・出産に向けての簡単な健康チェックも。

ご自身の基礎的な体調管理も忘れずに!

風疹抗体検査

風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査。

妊娠初期に風疹に罹ると、胎児に感染してしまう可能性があり、もしもそうなると心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こることもあるんです!><

妊娠初期に風疹に初めて感染すると、流産、早産につながることもあります。

赤ちゃんを望まれる方は、ぜひ一度検査を受けて確認しておきましょう。

なお、免疫が無い場合はワクチンを接種しますが、生ワクチンなので約2ヶ月の避妊が必要となりますので要注意です!

子宮頸がん検査

性経験がある人が対象の検査になります。

子宮頸がんの危険性をチェック!

子宮頸がんは子宮がんの中で最も頻度が高く、7割程度を占めるんですって。

子宮頸部の入り口である外子宮口のあたりに発生する事が多いがんで、年齢層は30~40歳代ですが、実は20~30歳代の方で急増しているので要注意!

子宮頸がんは一定の時間をかけてゆっくりと増殖し、“異形成”という、いわゆる前がん状態を経てがん化することが知られており、がんに進行する前の“異形成”の段階を検診で見つけることができるんです。

つまり、無症状の時から定期的な検診を受けることで早期発見が可能に。

特に症状がなくても、20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受けることをオススメ。

検査方法は専用の柔らかいブラシで子宮頸部をこすり細胞を採取します。

膣分泌物培養検査

膣内に細長い超音波器具を入れ、に分泌物を綿棒で採取することで検査できます。

子宮と卵巣の大きさや形、位置、癒着などの異常がないかを調べる検査です。

通常は雑菌が侵入しても、雑菌を追い出す力がありますが、睡眠不足や過労などによっては、雑菌が増えて、膣に炎症を起こすことがあるんですって!

また、性感染症の1種である膣トリコモナス症もあわせて検出が可能。

トリコモナスはおりものの悪臭や外陰部のかゆみの原因となりますので、治療せずに放っておくと炎症が卵管まですすみ、不妊症や早産、流産をまねく可能性も。

男性はトリコモナスの検出が大変難しいため、トリコモナスと診断された場合はパートナーにも治療が必要に><

淋菌PCR検査

主に性器に感染しますが、性生活の多様化からのどに感染している女性も増えているんです。

おりものの増加や痛みが症状ですが、女性の感染者の多くは症状が出ないと言われており、感染したまま放っておくと卵管炎や骨盤腹膜炎をおこし、不妊症や異所性妊娠(子宮外妊娠)の原因に。

淋菌感染によりHIVに感染しやすくなるというデータもあり注意が必要!

梅毒検査

梅毒はトリポネーマ・パリーダムという微生物による性感染症。

近年、潜在的な感染者が増えていると言われているんです!!

胎盤を通じて胎児に感染することもあるので、梅毒の抗体があるかどうかを検査しましょう。

HBs抗原検査

B型肝炎ウイルスへの感染を調べる検査。

血液などから他人に感染させないよう注意が必要です。

感染していると、母子感染の危険性があるんです><

HCV抗体検査

C型肝炎ウイルスへの感染の有無を調べる検査。

慢性肝炎を発症し、肝硬変から肝がんへと移行する可能性も。

感染者は規則正しい生活を心掛けるとともに、定期的な医学的管理を受けることが大切ですよ。

HIV検査

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)抗体を検査し、HIV(エイズウイルス)への感染の有無を調べる検査。

エイズに感染していないかどうかをチェック。陰性なら異常はありません。

クラミジア抗体検査

クラミジア感染の既往を調べる検査。

陽性であれば、知らないうちに卵管の狭窄や閉塞など、不妊の原因が存在している可能性があるんです!

クラミジアは主に性器に感染しますが、 性生活の多様化から咽頭に感染している女性も。

抗体検査により全身の感染の既往を知ることができるので検査は大切です!

AMH(抗ミューラー管ホルモン)測定

これから育っていく卵胞から分泌されるホルモン。

血液検査により、卵胞から分泌されるホルモン、AMH(抗ミュラー管ホルモン)を測定します。

AMHの数値から卵巣にある卵子の数を換算することで、卵巣予備能を推定できるんです。

現時点での卵巣予備能を把握して、将来の妊娠、出産のプランニングを行いましょ!

血液マーカー検査

腫瘍マーカーであるCA125,CA19-9を測定。

子宮がんや卵巣がんのマーカーですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの良性疾患でも上昇するんです。

血液型検査

血液型は間違って記憶している場合も!!

ぜひこの機会にきちんと調べてることも大切です◎

手術時の輸血事故や血液型不適合による新生児溶血性疾患などを引き起こすリスクもあり、妊娠前には欠かせない検査と言えますよ。