広告は商品・サービスを販売したい企業と、消費者のコミュニケーションを作るものです。直感ではなく、販売企業・ブランドが「誰に」、「何を」伝えたいかを読み解く事で、商品・サービスで、失敗の少ないお買い物ができます。いつもと違う目線で広告を見てみてはいかがでしょうか?

広告にはパターンがある

広告は主に、企業と消費者のコミュニケーションツールです。テレビCMやウェブ広告、SNS広告など様々な手法がありますが、それは基本同じこと。そこで今回は、企業やブランドが「誰に」「何を」伝えたくてこの広告手法を選んでいるのか? を読み解く方法をご紹介。企業やブランドの意図を読み解くコトで、失敗の少ないお買い物ができるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

綺麗・かわいい、おしゃれ! 感性に働きかける“イメージ広告”

アパレル・コスメ系のラグジュアリーブランドがよく利用する手法です。

ブランドのイメージに合う有名タレントやインスタグラマーが出演し、綺麗・かわいい・おしゃれ・かっこいい……とブランドが伝えたいイメージを演出します。

ブランド自身の認知度も高く、多くのファンもついているブランド・企業が多く、ファン層の購買意欲を掻立てる事や、認知していて好印象を持っている潜在的ファンの購買を誘います。

誰々も使っている、こんなシーンで使いたいなどが購買の動機になります。また、利用している商品、サービスのステイタスをあげる効果も期待しています。

面白おかしく、お得度満載!“キャンペーン押し出し広告”

なかなか機能や利便性で差別化できない、成熟した市場でよく使われるのがこの手法。

面白さ、奇抜さ、意外性など話題性の高い広告を作成し、できるだけ多くの人にキャンペーンを認知してもらう事が目的です。

携帯キャリアなどはこぞってこの手法を使っています。技術革新も横並び、商品の機能や利便性ではなかなか他のブランド・企業とは差別化できません。となると価格競争やキャンペーンでの争いになります。

「あのCM面白いよね」、「実は誰々も出てるらしいよ」、「続きがみたい」など、話題を生む広告を作りをし、キャンペーンの認知度を広め、キャンペーンの効果をあげる事を目的としています。

成熟した市場では好感度も大切なため、旬で人気の高いタレントの出演が多いのも特徴です。

それ分かる…からの、そうすればいいんだ! “お悩み共感、解決型広告”

ダイエット用品やサービス、サプリメントなどの健康食品など理美容業界によく見られます。共感性を高めるため、有名タレント、人気タレントは使わず、素人モデルや、旬を終えたタレントの出演が多く見られます。

コンプレックスや悩みを打ち出し共感を誘い、このサービス、商品を使えば解決という流れで作られています。「驚きの効果」「驚きの簡単さ」「驚きの値段」等、驚きを与えようとするのも1つの特徴です。

特定のコンプレックスを持つ人、不安や悩みを持つ人がターゲットです。