花言葉というと愛や感謝を伝える時に使うことが多いですがポジティブな意味だけが花言葉ではなく悲しい気持ちのようにネガティブを意味する花言葉もたくさんあります。贈り物に花を贈るときに悲しいイメージの花をうっかり贈ってしまったという失敗を避けるために贈り物に不向きな花言葉をもつ花を知っておきましょう。

悲しいの意味をもつアネモネの花言葉

基本的なアネモネの花言葉は孤独を感じる「はかない恋」

【花言葉】悲しい・孤独・絶望・切ない・寂しい・別れの意味を持つ花は?
(画像=『BELCY』より引用)

地中海が原産地のカラフルな花がさくアネモネの共通の花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」など心に突き刺さる悲しい花言葉ばかりです。花言葉の由来は西風の神ゼピュロスと花の神フローラの次女アネモネの登場するギリシャ神話です。

フローラは自分を愛してくれていると思っていたゼピュロスが実は自分の娘のアネモネを愛していることに気が付き娘を追い出します。ゼピュロスがフローラとの平和を保つために仕方なくとった行動はアネモネを花の姿に変えたという悲しく切ない恋のお話です。フローラの孤独と絶望が花言葉になっています。

【悲しいの花言葉】アネモネの品種別の切ない花言葉

アネモネの品種は何種類かありますが、他の品種にはない個性的な花の色で切り花用や鉢植えとして人気の高い「モナリザ」という品種があります。モナリザは他の品種とは違う花言葉をもっています「薄れゆく愛」「孤独」「儚い恋」花言葉から感じる切ないような寂しい雰囲気は他品種と変わりません。

【悲しいの花言葉】アネモネの色別の花言葉

悲しい花言葉が多く目につくアネモネですが色別で花言葉に違いがあり決して贈り物に不向きというわけではありません。赤は「君を愛す」情熱的な赤にぴったりな真っ直ぐな愛を伝えられる花言葉で愛する人への贈り物に最適です。

白は「真実」「期待」「希望」「真心」まっさらの綺麗な心があらわれているようです。あなたへの想いは嘘偽りのない本物ですと想いを込めて贈り物にいかがですか。青は「固い誓い」青い色は落ち着きを感じる色でもあり情熱を感じる赤とは反対の静かな強い想いを感じます。

あなたへの変わらぬ想いを誓いますとプロポーズの時に贈るのに最適ではないでしょうか。紫は「あなたを信じて待つ」「信じて従う」紫は神秘的な印象がありますが花言葉からは従順さを感じます。信じて待っている遠距離恋愛中の恋人への贈り物にしてはいかがですか。

【悲しいの花言葉】アネモネの本数別の花言葉

アネモネの花言葉には本数別での意味の違いはありません。想いを伝えるのに良い花言葉をもつ「固い誓い」の青いアネモネの花束の中に「君を愛す」の赤いアネモネを1本入れて「あの時誓った想いは変わらずあなたを愛しています」と花の本数で静かな想いの中にある情熱を伝えるなどして記念日の贈り物にいかがですか。

悲しいの意味をもつ朝顔の花言葉

基本的な朝顔の花言葉は「はかない恋」

【花言葉】悲しい・孤独・絶望・切ない・寂しい・別れの意味を持つ花は?
(画像=『BELCY』より引用)

朝顔の共通の花言葉は「「はかない恋」日本の夏の風物詩としてポピュラーな朝顔は小学生の時に鉢植えで育てた経験がある方がほとんどではないでしょうか。夏休みになると朝顔を観察する宿題がでて鉢植えの朝顔を小さい体でかかえて家まで持って帰った幼い頃の記憶が蘇ります。

悲しい花言葉とは縁がないような明るいイメージですが、この花言葉は朝の4時ごろきれいな花を咲かせる朝顔が午後になるまでには花がしぼんでしまう花の命の短さと儚さから由来しているそうです。

【悲しいの花言葉】朝顔の品種別の花言葉

朝顔は奈良時代に中国から渡ってきた薬草が江戸時代に観賞用として広まりました。朝顔の品種は大きく日本朝顔と西洋朝顔の2種類に分かれます。「団十郎」など和風色の強い大きな花を咲かせる大輪朝顔、花の寿命が長く切り花に出来る「ききょう咲き」花びらが細かく裂けたような「采咲き」などの変化朝顔。

朝顔が大ブームした江戸時代に1200系統もあったというほど朝顔の品種はたくさんあります。たくさんの品種がある朝顔ですが花言葉は品種ごとの違いはないので品種で花言葉を気にする必要はなさそうです。

【悲しいの花言葉】朝顔の色別の花言葉

花言葉の違いを色別に見てみるとどうでしょう。青「はかない恋」「短い恋」青は悲しい印象の色でもあります。日本に伝わってきた朝顔は薄い青色だったことから朝顔の基本の花言葉はこの色の朝顔からきているようです。紫「冷静」「平静」まだ皆が寝静まっている早朝にぴったりな花言葉ですね

白「固い絆」「あふれる喜び」支柱にツルをしっかりと絡ませる姿からつけられた花言葉です。白い朝顔は見かけたことがないので見つけると喜びがあふれそうです。色によって悲しい花言葉と喜びの花言葉があり全く意味合いの違う花言葉があるのは珍しいですね。

【悲しいの花言葉】朝顔の本数別の花言葉

朝顔の花言葉には本数別での意味の違いはありません。たくさん咲いている朝顔を見ても悲しみが増すわけではありませんので花の命の短い朝顔がたくさん咲いた光景を楽しみましょう。

悲しいの意味をもつコスモスの花言葉

基本的なコスモスの花言葉は「調和」「謙虚」

【花言葉】悲しい・孤独・絶望・切ない・寂しい・別れの意味を持つ花は?
(画像=『BELCY』より引用)

コスモスの共通の花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」悲しい印象は全く感じる事がない花言葉です。たくさんの数のコスモスが一面を彩る景色は秋の訪れと美しさを感じます。コスモスの名前はギリシャ語の「Kosmos」からきていて宇宙、調和、美しさを意味します。「調和」という花言葉はこの意味からきています。

コスモスの乙女のように繊細な花の姿と規則正しく並ぶ花びらの形と周りの花に比べて飛びぬけたきれいさを主張することのないコスモスの姿から「謙虚」「乙女の真心」の由来になっています。

【悲しいの花言葉】コスモスの品種別の花言葉

淡いピンク色のコスモスが多いと思われていますが非常に多くの品種があります。その中のひとつに6月から11月にかけて咲き丈が短く黄色い花を咲かせることから名前がついたキバナコスモスがあります。キバナコスモスの花言葉は「野性的な美しさ」繊細な印象のコスモスの中で夏の暑さに強く繁殖力も強いです。

野性味あふれる野草のような強さからの雰囲気をそのままに「野性的な美しさ」の花言葉をもつといわれています。繊細ではかなげなイメージのコスモスの品種の中でとても魅力的な花のひとつです。

【悲しいの花言葉】コスモスの色別の花言葉

ここまででコスモスには悲しい孤独なイメージの花言葉は無縁のように思いますが色別に見てみるとどうでしょう。ピンク「乙女の純潔」赤と紫は「乙女の愛情」「調和」白は「優美」「美麗」「純潔」黄色は「自然美」「幼い恋心」「野性的な美しさ」オレンジは野性の美しさ」

コスモスにたくさんの色があることに驚きましたがほとんど美しさや清楚なイメージの花言葉が特徴的です。ただチョコレートコスモスと呼ばれる黒色の花は「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」と寂しげな悲しい花言葉をもちます。シックな見た目で魅力的な花ですが花言葉を知ると贈り物には不向きに思います。

【悲しいの花言葉】コスモスの本数別の花言葉

コスモスの花言葉には本数別での意味の違いはありません。道端で見かけるぽつりぽつりと咲くコスモス、辺り一面ピンクの絨毯のようなコスモス畑。両方から同じように自然との調和を感じます。

悲しいの意味をもつマリーゴールドの花言葉

基本的なマリーゴールドの花言葉は「絶望」「悲しみ」

【花言葉】悲しい・孤独・絶望・切ない・寂しい・別れの意味を持つ花は?
(画像=『BELCY』より引用)

マリーゴールドの共通の花言葉は「嫉妬」「絶望」「悲しみ」明るいイメージとはかけはなれた悲しい花言葉です。名前の由来は聖母マリアの祭日に花を咲かせていることから「聖母マリアの黄金の花」という意味です。悲しい花言葉の由来は、太陽の神アポロンとクリムノンのギリシャ神話からと言われています。

少年クリムノンのアポロンへ恋心が届きお互いの愛を感じあうようになったのですが、それを知った雲の神が嫉妬をしてアポロンを雲で隠してしまいます。クリムノンは嘆き悲しんで絶望し亡くなってしまいました。アポロンはクリムノンの亡きがらを2人の愛情の印としてマリーゴールドに変えました。切なく悲しい恋の話です。

【悲しいの花言葉】マリーゴールドの品種別の花言葉

この花はフレンチ種・アフリカン種とその二種類を交配させた物があり種類は多種多様です。品種別の花言葉は。アフリカンマリーゴールド「逆境を乗り越えて生きる」八重咲の大きな花が特徴で、どんな気候でも丈夫に育つ品種であることからついた花言葉と言われています。

レモンマリーゴールド「愛情」花の少なくなる季節に花を咲かせ花壇を彩ってくれます。フレンチマリーゴールド「いつも側において」全体が小ぶりな可愛い姿の品種です。可愛らしくていつも側においていたいというイメージが花言葉になったようです。孤独や絶望を感じる花言葉が多い中で贈り物に向く花言葉をもった品種です。

【悲しいの花言葉】マリーゴールドの色別の花言葉

同じ花でも色別で違う意味の花言葉をもっています。黄色「健康」「下品な心」「可憐な愛情」光のイメージで明るい気分にさせてくれ健康という花言葉がピッタリです。それに反して人に言われたら絶望しそうな花言葉ももっています。

名前の由来からキリスト教と関係が深くキリスト教で黄色は裏切りの色と言われ裏切り=下品な心を意味しているようです。オレンジ「真心」「予言」ギリシャ神話でアポロンがクリムノンを花に変えた時、花の色がオレンジだったことからアポロンの愛情を意味し「真心」という花言葉があります。

もうひとつの「予言」には聖母マリアの祭日に花をきれいに咲かせたことから「神につながる予言者の花」ということを意味してこの花言葉がついたそうです。

【悲しいの花言葉】マリーゴールドの本数別の花言葉

マリーゴールドの花言葉には本数別での意味の違いはありません。贈り物にマリーゴールドを選ぶときに本数を心配することは必要ないと思いますが。黄色いマリーゴールドだけをたくさん贈ってしまうと花言葉を知る人は下品と言われたと勘違いすることもあるかもしれませんのでバランスよく贈りましょう。