女を騙す詐欺師
そんな状況の中、彼は土下座だけはやめてくれてテーブル席に座りました。
そしておもむろに「もう終わったー。」と言って、首をうなだれながら「福祉事務所の監査で、業務内容の一部に不適切なことがあって、経費についても多額に追加納入しなければならなくなった。明後日までに支払わなければ事務所は閉鎖しなければならなくなってしまう。そのため悪いけれど急いで500万円貸してくれないか?500万円が無理なら、300万円でもいい。」と、お金を貸してほしいというお願いをされました。
はじめから私たちを見ている他のお客さんの手前、無碍なことも言えずあまり考えずにまずは「なんとかする」と私は言ってしまいました。
するとそれを聞いたお客さんの一人が「あんたそれ、詐欺だよ。詐欺。貸したらだめだ」と声をかけてくれて、私は我に帰って、思いとどまることができました。
探偵事務所で調べると彼は、そうした手口で女を騙す詐欺師だったことがわかりました。
(50代・女性)
今回は、危険を感じたエピソードについてまとめました。
あなたの周りに危険な人はいないか考えてみてくださいね。
文・fuelle編集部